やまもといちろうです。穏便にことを済ませたい優しい性格だと評判です。
ところで、そろそろやり方的にも旬が過ぎつつあるバイラルメディアですが、その収益構造のシンプルさとスマホならではの読み捨て具合に人気が集まった結果、とりあえずタイトルが面白そうで「感動したらシェア」させ続ければカネになるんだろ的な根性で運営されているところから順番に、パクリ問題その他で槍玉に挙げられはじめ、興味深いです。
先日、バイラルメディアに記事を無断で剽窃、パクられたとして、ウェブで活躍するライターが告発記事を書き、おまけに裁判沙汰になるとかで話題になっておりました。結局は和解の方向のようではありますが、興味深い動きが続いています。
悪質バイラルメディアにはどう対処すべき? BUZZNEWSをフルボッコにしてみた
BUZZNEWSが記事の盗用で謝罪、和解金支払いへ バイラルメディアを追い詰めたライターの執念と戦略 (1/2)
その問題を指摘されたBUZZNEWS側のお詫び文書が微妙すぎてこれもネタにされるわ、ウェブで一言二言言いたい諸氏から回転木馬ドクトリンのように、多数言及されるわで非常に素敵な状況になっていますね。
一部報道について(註:BUZZNEWSの本件についての謝罪文)
そこへ、なぜかいろんな人が出てくるというのが素敵であるわけですが。
BUZZNEWSの全引用元リスト。君も和解金もらえるかもです。
Yahooスマホガイドの悪質バイラルメディア追及レポートが凄すぎて、もはや日本では誰も自らを「バイラルメディア」と名乗らなくなりそうな件について
非道なバイラルメディアの数々の所業をウェブ住民が口々に酷評する中、このウェブ世論に敢然と真っ向から立ち向かったのが有料の梅木サロンを運営する梅木雄平さんです。
【悲報】炎上大好き梅木雄平さん、「ヨッピーかっこ悪い」と言ったところをヨッピーに見つかる(追記あり)
で、この梅木さんは一部では「ユウヘイヘーイ」として面白がられていますが、たまに東洋経済オンラインなどで書く記事は抑揚が効いていてまともだったり、GREEという名前のソーシャルゲーム会社の内情に詳しかったりと、イケてる部分もかなりあります。どちらかというと、ポスト「イケダハヤト師」としてのウォッチ対象になりがちな炎上体質の梅木さんですが、さて彼はどっちの方向へ向かっていくのでしょうか。
バイラルメディアについては、いきなり雨後のたけのこのように立ち上がり、現在モヒカンがたけのこ狩りをしている最中ですので、いろいろ動きがあるかもしれません。今後も注目していきたいところですね。
うざすぎパクリ系バイラルメディアが爆増している理由と駆逐する方法について
【法律コラム】翻訳もダメなの?バイラルメディアの“丸パクり問題”と著作権
この辺のサイトも参考にしながら、厳しい冬を乗り越えるための薪を集めておきたいです。
著者プロフィール
ブロガー/個人投資家
やまもといちろう
慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数
公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)