中国に「愛人輸出」される日本人キャバ嬢、円安で加速か!?

中国のKTVの様子(写真はイメージです)

 2013年の春頃、在日中国人の間でこんな話が駆け巡った。

「ヨーロッパ某国に住んでいる江沢民の甥っ子が、花嫁候補になる日本人女性を探している。うまく繋げば、けっこうな仲介料が手に入るよ」

 江沢民といえば「反日教育」を推進した悪名高き元国家主席。その甥っ子が日本人を娶りたいというのから驚きだが、中国の富裕層や特権階級の間では、日本人女性をあたかも“商品”として人身売買まがいのことをしているのだ。

「3~4年前、歌舞伎町ではキャバ嬢を上海に派遣して、向こうの富裕層に抱かせたり、短期愛人契約を結ぶという行為が流行りました。中国人の客引きや中国クラブのママなんかが話を持ってきて、キャバの黒服やキャバ嬢個人に持ちかけるケースが多かったですね。2週間の上海滞在で、200万とか300万持って帰ってくるコもいましたよ」

愛人を相互交換する中国人の富裕層たち

 こう証言するのは歌舞伎町で中華料理店を経営するある在日中国人だ。そして今、それが進化して、状況が変化しているという。東京と上海を行き来する中国人テレビディレクターは言う。

「何度か上海に渡って大金を稼いだ何人かのキャバ嬢が、そのまま現地に居着いて、いわば“日本人専門の愛人バンク”を作った。帰国した中国マフィアのメンバーや、中国で裏ビジネスをしてる日本人元ヤクザや半グレとつるんでね。彼女たちはキャバ嬢ネットワークを使って、新宿や六本木、池袋のキャバ嬢をスカウトして渡航させる。ま、完全に人身売買の世界だね」

 上海や広州あたりの富裕層は、日本人キャバ嬢を期間を決めて数百万で買い、愛人契約を結ぶ。専用のマンションを与えられ、不自由ない生活を送れるというが、男がしたい時は必ず応じなければいけない。ときには、面倒くさい注文にも従わなければいけない

「中国は日本よりスワッピング文化が盛ん。富裕層同士の愛人スワッピングなんて日常茶飯事です。交換して性行為をし、その場でお互い相手を気に入れば、そのまま愛人を交換しちゃう場合もあるし、『じゃあ●●万元で売ってやるよ』ということもあるようです」(前出のディレクター)

 あるケースによれば、30代後半の国営企業の幹部のボンボンは、24歳のキャバ嬢を400万円で買い、1か月半後に知り合いのボンボンに150万円で“転売”したという。最初に買った際、愛人バンク側がどれだけ仲介料を抜いたかは不明だが、「中の上クラスで1人80万円くらいは抜いている」(同)と言う。

日本人出張者のために日本人キャバ嬢を用意?

 一方、最近また新たな動きも出てきているという。中国・広州市に駐在するある日本人は言う。

「中国企業が、中国で日本企業の出張者を接待するために、日本人のキャバ嬢をあらかじめ用意しておくんです。日本の夜の街のスカウトを通じてキャバ嬢がこちらに送り込まれているようです。商談で中国に行く日本人は、現地に着くと日本人のオネエチャンが出迎えてくれて、2日なり3日なり、夜も同伴してくれる。もちろん性行為もありです。これまでは現地のKTV(カラオケクラブ)で中国人ホステスを抱かせて接待するというパターンでしたが、昨今、中国も売買春摘発が厳しくなっている。でも、相手をする女性も日本人なら中国の警察は何も言わない。だから、出張者も安心して遊べる。評判はいいみたいですよ」

 ニッポンの夜の蝶たちが、日中を股にかけた人身売買の餌食になっているとは、腹立たしい話である。

(取材・文/棟方笙子)

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