日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品グルメが必ず1つや2つ存在します。
ところが、その絶品グルメ、地元の人にとっては「常識」や「当たり前」のため、その街や地域以外の人にはなかなか知られることがない、ということが多いのです。
今回ご紹介するのは、広島県呉市にある「メロンパン」の「メロンパン」。少しややこしいのですが、「メロンパン」というパン屋さんの「メロンパン」です。
広島県呉市といえば、巨大な戦艦大和の模型がある「呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム」や実物の潜水艦あきしおが見学できる「海上自衛隊呉資料館 てつのくじら館」などが有名で、昔から海軍さんの町として知られる場所。
そんな有名な科学館と資料館に負けない名物の1つが「メロンパン」と言ってもいいくらい名物となっています。
「メロンパン」といっても普段目にするメロンパンとは大きく違っています。まず、「重さ」。普通のメロンパンは軽いですが、呉の「メロンパン」はずっしりと重たいのです。
そして「形」。普段目にする丸い形のメロンパンではなく、呉の「メロンパン」はアーモンドを縦に割ったような紡錘形(ぼうすいけい)。
さらに「味」も違います。