群馬県特有の葬儀習慣。参列時に「親族・一般」とは分けられた受付「新生活」とは?

| 心に残る家族葬
群馬県特有の葬儀習慣。参列時に「親族・一般」とは分けられた受付「新生活」とは?

ここ、群馬県に移り住んで間もない頃の話です。知人の身内の方が亡くなり、葬儀へ参列することになりました。スーツに着替え黒ネクタイを締め、香典を片手に斎場に着き、さっそく受付に向かったところ…そこで私は不思議なものを目にしたのです。受付が、二つに分かれています。片方には、『親族・一般』。そしてもう一方には、『新生活』と書かれていました。

■「新生活」に並んでみたものの・・・

少なくとも、私は親族ではない。でも一般の弔問客ではある。『親族・一般』なら並んでも、間違いではないような気がします。じゃあ、『新生活』は?大切な人を亡くしてしまった悲しみを乗り越え、新たな生活をしっかり始めようと、心に決意した人達はこちら…などと、わけのわからない妄想も浮かんできます。

考えた末、ここは日本人らしくいこうと決めました。とりあえず周りの人たちの動きに従い、同じようにしておく。見ていると、私と同年代と思しき人達がまとまって『新生活』に並ぶところでした。よし、こっちにしとこう。列の後ろに付いて、自分の番を待ちます。新生活の名のもとに、何か変わった受付の仕方があるのかと前を覗きこんでみると…特にない様子です。皆普通に香典を出し、代りに小さな包みを受け取って、斎場内へと入っていきます。

私の番が来ました。「この度は…」とブツブツ挨拶めいた事を言い、香典を差し出しました。一礼した受付の方から包みを受け取り、さあ中へ…と、私の香典をあらためていたもう1人の受付の方が、「新生活でいいんですか?」と私に怪訝な顔で問いかけて来たのです。はい?間違った?私の後ろには列が長々と出来ていて、今さらこのタイミングで「新生活って何ですか?」とは聞きにくい事この上ない。こんなことならさっき誰かに聞いておけばよかった、さてどうしよう…と、受付の方は、私から返答がないのを肯定の意味に受け取ったようで、軽く頷きそのまま次の方の受付に移ったのでした。

■新生活とは??

斎場内に入りながら、私の頭の中は疑問でいっぱいです。なぜ、私が『新生活』の人間ではないとバレたんだろう?間違っていても、そのままスルーしてよい程度の事?そもそも『新生活』って何?結局、その後の別の葬儀の席で先輩に教えてもらいました。

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