大晦日に行なわれる「第65回NHK紅白歌合戦」の出場者リストに入っておらず、1999年からの連続出場が15回で途絶えることになったと、11月23日付の『スポーツニッポン』に報じられた浜崎あゆみ(36)。早々にtwitterで、
「お互いにパーフェクトなタイミングで笑顔で手を振り合い、ベストな形でお別れができた」
「NHKホール卒業させていただきます!」
とツイートしている。
「落選ではなく、卒業」というレトリック
しかし、そもそも「紅白」の当落は、
「NHKの正式発表が行われて初めて解禁される」
というのが基本ルール。“卒業”という言葉を使ってキレイにまとめようとしたものの、11月27日発売の『週刊新潮』(新潮社)によると、
「(スポニチの報道は)浜崎が所属するエイベックスのリーク」
だったという。
「正式な出演者発表前に大々的に報じさせれば、少しでもイメージダウンが避けられる」(スポーツ紙デスク)と、意地でも“落選”ではなく、自ら紅白に出ないと決めたことにしたいというのが浜崎側の本心だったようだ。
それもそのはず、2014年10月に発売したシングル『Terminal』は初週売上3000枚でオリコンチャート24位。かつてミリオンセラーを飛ばした“歌姫”の凋落ぶりに、ネット上では厳しい意見が飛び交っている。
「紅白という選ばれし舞台に対して、卒業という表現はおかしい」
「サラリーマンはこういう時“リストラ”と言われる」
「今後選ばれても出ないって言いたいのだろうけど、もう選ばれる事ないですから」
話題作りの“空港芸”
また2014年7月に発売された浜崎の楽曲を使用したダンスエクササイズDVDに関しても、近年では中年太りが囁かれているだけあって「自分が痩せてないのに、説得力がない」辛辣な声が聞こえてくる。
雑誌『Numero TOKYO』(扶桑社)の10月号インタビューでは、
「20代の頃の体型に戻したいとは思わない」
ときっぱり答えていた浜崎だったが、「戻れないが本音では」とまたもプライドの高さを指摘されてしまった。
軸足をライブ活動に移し、今後はアジアでの海外公演を活発に行なうという浜崎だが、2014年は音楽番組に1本も出演していない。このままでは国内で存在を忘れられてしまうと焦るエイベックスは話題作りに躍起で、空港の到着時間や夫とのツーショットなど、やたらとマスコミ撮影シーンを知らせる行為が“空港芸”とまで揶揄される始末。長年君臨してきた歌姫・あゆの先行きは険しい。
(取材・文/チロル蝶子)