沢田知可子『会いたい』作詞家からの提訴騒動に世間の反応は真っ二つ

騒動の結末やいかに……

 沢田知可子(51)の代表曲『会いたい』の作詞家・沢ちひろ氏が、精神的苦痛を受けたとして沢田を訴えたと、12月8日発売の『週刊現代』(講談社)が報じた。愛する人との死別をテーマにした『会いたい』は、1990年に沢田が歌うシングルで発売され、累計130万枚を超えた大ヒット作だ。

 同曲の歌詞については、沢氏が死別した母を想い書いたものだが、沢田はこの曲をさも自分の経験のように語り、昨年9月のバラエティー番組では、「ヒットする曲を1曲出しても生活が安定しない」という替え歌『安定したい』を披露。また今年7月には、沢氏に無断で『会いたい』のタイトルを一部改変した曲を収録したアルバムを発売した。これらを理由に沢氏は11月、沢田の所属事務所代表、並びにCDの販売元を著作者人格権侵害で提訴したが、沢田の事務所はコメントを控えている現状だ。

森進一の“おふくろさん騒動”が再来か!?

 テレビ朝日系「モーニングバード!」は、沢田を直撃した様子を放送。提訴されたことを「知らなかった」と驚き、「私の体験談とは言っていない」「誠意を込めて丁寧に歌っている」などと主張。替え歌には「私も嫌だと思った」として、アルバムについては「一切歌詞は付け足していない」と話している。

 この騒動については、ネット上では「森進一の“おふくろさん騒動”の再来」と話題になっている。森進一(67)は持ち歌『おふくろさん』を、作詞の川内康範氏に無断で台詞を付け加えて紅白で歌い、川内氏が激怒。一時的に森は『おふくろさん』を封印せざるを得なくなった。ちなみに森は川内氏の死後、謝罪を重ねて行い、すでに遺族との和解は成立している。

 双方の主張に対して、ネット上では、

「自分で作ったわけじゃないんだから、勝手にいろいろしたらいけないじゃないの、人間として」

「失礼ながら、「会いたい」以外の(沢田の)曲はあまり知らないし、歌えなくなったら困るのでは?」

「元からふたりの関係が希薄だった証でしょう」

「『恋を覚えた』って歌詞があるのに、母親を思って書いたの??」

「この人は唄う前に経験談を語ることがあったけど、この歌詞を自分の経験とは言っていない。自分の経験と合致した歌だ、っていう言い方だったよ。ものすごくこの歌詞を大切にしている気持ちが伝わってきていたけどね。沢田さんが可哀想」

 と意見が真っ二つに分かれている。

 先の“おふくろさん騒動”では、森の謝罪によりことが収まったが、今回に関しても同様のことが言えるかもしれない。それを踏まえた上で、沢田はどのような行動にでるのだろうか。今後の動向を見守りたい。

(文/一樹守)

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