2014年アニメ出演数NO.1の実力者「櫻井孝宏」ってどんな人?

| あにぶ
オオカミ少女と黒王子©八田鮎子/集英社・「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

櫻井孝宏 さんは、1996年から声優として活動している芸歴約20年のベテラン。そんな彼が今尚愛される理由を探っていこう!

■立役者的存在

『ノブナガ・ザ・フール』のアケチ・ミツヒデのような本性を隠すミステリアスなキャラクターから『オオカミ少女と黒王子』の佐田恭也のようなドS、『繰繰れ!コックリさん』の狗神のような犬神まで多種多様なキャラクターを演じた。ちなみにこれらの作品は、全て2014年に櫻井さんが演じたキャラクター達である。

櫻井さんの強みは「何者にもなれる」ところにある。
前述した通り様々なキャラを演じているわけだが、それが何故出来るのかというと、良い意味で「特徴がないのが特徴」であり、声にも演技にも癖がない。もちろんイケボだし、櫻井さんならではの味も出ているが、「特徴がないという特徴」によりいかなるキャラも全く違和感なくスムーズに受け入れられる。この人がいるとすぐわかると言う声質も声優の大事な要素の一つではあるが、それだけでは務まらないのが声優業。櫻井さんは、そんなみんなの武器を逆手に取った、声に頼らない確かな実力を持った声優さんなのである。

■安定のレシーブ力

聞き上手であり、また、人の話を受けて返す言葉にも芸人のような話術を持ち合わせているところから、「安定のレシーブ力」と呼ばれている。
筆者の独断と偏見による「この櫻井孝宏がすごい」は『鈴村健一の超人タイツジャイアント』というイベントでのこと。
櫻井さんと鈴村さんの二人によるアドリブ劇で、各々がやりたい役を決めて、当日舞台に登場するまではお互いがどんな役で出てくるかはわからないという仕組みなのだが、ホスト役で被ってしまい、先にホストと名乗った鈴村さんに仕事は何かと聞かれ、咄嗟にマネージャーと名乗り、準備も何もしていなかったのにも関わらず、見事にマネージャーを演じきるという驚異のレシーブ力からのアドリブ力も見せたのが印象として強く残っている。
残念ながらこの舞台はDVD化されていないのだが、これ以降はDVDが発売されているので、櫻井さんのまた違った一面も垣間見れるので興味があれば見てみてほしい。

見るたびにいろんな表情を見せる櫻井さん、これからもその活躍に注目したい。

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