農家が作物の栽培を止めてしまった「耕作放棄地」は年々拡大している。農林水産省の2010年調査によると、その面積は日本全体で滋賀県全体と同じくらいになっている。
都市部や平地でも増えている耕作放棄地だが、中山間地域はとくに深刻。海なし県で山に囲まれた山梨は全国2番目の放棄地率となっている(1番は長崎)。
山梨県内のぶどう園(t-mizoさん撮影、Flickrより)
農家が高齢化してリタイヤしたり、都会で生活する子供のところへ移住したり、鳥獣被害が大きくてやっていけなくなったりと、放棄した理由は様々だ。
そんな状況を少しでも改善すべく山梨県は、「(耕作できない)農地を貸してください!」と呼びかけている。
農地貸し出しを呼び掛けるポスター(山梨県公式サイトより)
仕組みは次の通りだ。(1)農地中間管理機構(農地集積バンク)が所有者から農地を借り、(2)新規就業者や意欲のある農家に転貸する。まとまった土地を地域ぐるみで貸し付けると、地域に協力金が支払われるという。
借り手は集まっているが貸し出す農地は...せっかく農地を集めても借り手がいないことには意味がない。2014年度、県は3回に分けて借り手を公募している。