このお正月休みに、実家に帰省したという方は多いでしょう。筆者の友人もそのひとりでしたが、1年ぶりに会った母親の身長が縮んでいて驚いたそうです。
・骨がチョークのようになる骨粗鬆症
身長が縮んだ原因は腰椎圧迫骨折。急激に骨密度が低下する閉経後の女性は、骨粗鬆症になることが多いです(骨粗鬆症患者の大半は女性)。骨粗鬆症になると骨がチョークのようにもろくなってしまうので、ジャンプや転倒などのちょっとした衝撃でも、腰椎が折れて潰れてしまうのです。
・腰椎圧迫骨折で身長が4cm縮む
その友人の母親は、家で転んだ時にできた2箇所の腰椎圧迫骨折が原因の腰痛を、軽いぎっくり腰だと思って我慢していたそうです。その結果、潰れたまま腰椎が固まってしまい、背中が丸まるとともに身長が4cmも縮んでいたとのことでした。
・自覚しづらい骨粗鬆症
日本には1300万人の骨粗鬆症患者がいると推定されています。しかし、骨密度の低下が自覚しづらいのと、薬でケアできることがあまり知られていないため、何の対策も取らないまま、骨折などをして初めて重大さに気づくことが多いそうです。
・薬の服用や適度な運動が予防に効果的
骨粗鬆症は、SERM、ビスフォスフォネート、PTH製剤などの服用で予防&治療することができます。西良浩一、室伏由佳『腰痛完治の最短プロセス セルフチェックでわかる7つの原因と治し方』(KADOKAWA)によると、「そもそも骨は、吸収と同時に新しい骨が形成されて健康な骨になりますが、吸収が優勢になり、そのバランスが崩れると骨粗鬆症になります。SERMとビスフォスフォネートは骨の吸収を遅らせることでバランスを保つ薬です。一方のPTH製剤は、骨の形成を促進することでバランスを保ち骨粗鬆症を治療します。(中略)また、骨に刺激を与えるための適度な運動と、カルシウムやビタミンDの摂取なども骨粗鬆症の予防に効果的
とのことです。