万里の長城、ピラミッド…世界遺産が勢ぞろいのカオス空間「太陽公園」に行ってみた

とにかくスケールがでかい(写真/村田らむ)

「世界旅行をしたいけど、時間もお金もな~い!!」

 というあなたにオススメなのが、兵庫県姫路市にある『太陽公園』だ。世界旅行だけではなく、時間旅行すら体験することができる、スペシャルな公園なのだ。

 姫路駅のバスターミナルからバスに乗り込んで30分強。風景は完全に日本の田舎である。最寄りの打越新田で降りると、はるか遠くに巨大な城が見える。

 城と言っても、日本の城ではない。ヨーロッパ風の城である。すごい違和感があってドキドキしてくる。

 城に向かう前に、まずは『石のエリア』と呼ばれるコーナーに向かう。受付でチケット(1300円)を買って中に入ると、まずはフランスの凱旋門がお出迎え。……で、でかい。リアルに凱旋門のでかさがあるのだ。表面には丁寧なレリーフが彫られている。

 そして凱旋門をくぐって園内を進むと、あらゆる国の石像が並んでいる。モアイ像、トルハルパン、マーライオン、巨石人頭、などなどものすごい数だ。

 脳内に世界の巨像の情報がぐいぐいインプットされて、どんどん不思議な世界にトリップしていく。

 途中、小さな池があるのだが、小便小僧が群れになっていて、カオスで笑ってしまった。

 石像の群れを超えると、中国の石造が並んでいる。兵馬俑抗と書かれたホールを覗いてみると、圧巻である。秦の始皇帝のために作られた兵馬俑をそのまま再現しているのである。とんでもない数の石像が、ホールの中でひしめき合っている。

 「なんのためにここまで作ったの?」と疑問が湧いて、背中がゾクゾクしてきた。しかしまだまだこれは入口に過ぎないのだ。

スケールのでかすぎる不思議空間にトリップ

 全長2キロにも及ぶ万里の長城、エジプトのピラミッド、天安門広場となぜかその対面に設置された巨大なハニワ像、そそりたつ岸壁に掘られたインドの磨崖仏。


 どれも本当に規模が大きい。大きすぎる。そして敷地がとても広くて、歩き回っているうちにゼ
イゼイと息が切れてしまった。

 最後に、遠くから見えていた、巨大な洋城に向かう。洋城の名前は『白鳥城』。ドイツのノイシュヴァンシュタイン城城をモデルにした華麗な外観をしている。

 城には専用のモノレールで登っていく。なんとも豪華な施設である。モノレールを降りて、近くを歩くとますますその大きさに圧倒される。姫路の田舎にノイシュヴァンシュタイン城が建っていて、そこを歩いている……そのこと自体がなんか白日夢のようだ。

 ただ、城の中で開催されているのは3Dアートなど現実的な展覧会で、逆にちょっと安心した。カップルのお客さんが多く、キャッキャとはしゃぎながら写真を撮っていた。

 現実世界に疲れた時に、お気楽に心の旅に出られる『太陽公園』。オススメなスポットである。

(取材・文/村田らむ)

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー