[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年2月2日放送で「法隆寺の拝観料値上げのワケ」について取り上げていました。
2015年1月1日から、日本を代表する世界遺産である、あのスポットで大幅な値上げが行われていたことをご存知でしょうか?
その場所とは、日本で初めて世界遺産に登録された、奈良県斑鳩町にある法隆寺。
法隆寺(Richard, enjoy my life!さん撮影、Flickrより)
中学生以上が1000円だったものを1500円に、小学生は500円から750円に、いずれも1.5倍の値上げです。
値上げの影響はお寺の周りのお店にも出ているようで、お正月はお客さんが少なかったそうです。
そもそも法隆寺とは、607年に聖徳太子が建立したと伝えられているお寺で、境内には飛鳥時代をはじめとする古い時代の建造物が今も残っています。
五重塔、金堂などの建造物、さまざまな仏像や玉虫厨子などの美術工芸品、あわせて2300点以上の国宝や重要文化財が保存されている貴重な場所なのです。
文化財の保護のためにやむなく踏み切った値上げではなぜ法隆寺は拝観料を値上げしたのでしょう?
法隆寺に聞いたところ、1500円という拝観料は正直高いと思うし心苦しく思っているそうです。
ただ、文化財の保護には大変お金がかかるのが現実......。
文化財の保存・保管にかかるお金のうち、国や県からもらえるのはおよそ50%で、残りは拝観料などでまかなわなければならないとのこと。
さらに法隆寺には、文化財の"指定"は受けていないけれど、残していくべき建物や宝物が山のようにあるそうです。
どうかこの点をふまえて、拝観料値上げにご理解いただければ......、と語っています。
実は法隆寺の拝観者数は平成に入ってから減少傾向にあるそうで、値上げせざるをえない大変厳しい現状があるようですね。(ライター:ツカダ)