【アニメキャラの魅力】友人のためなら我が身を顧みない!「田沼要」の魅力『夏目友人帳』

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(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会

 今回ご紹介するのは『夏目友人帳』の登場人物の一人「田沼要」。実家がお寺であり昔から妖怪にあてられやすい体質でした。しかし、田沼自身には妖怪を見る力はなく、気配を察したり間接的なものを通して、かろうじてその存在を意識できる程度ですが、人とちがものが見えるという点においては、夏目と同じく妖怪が意識できる最初の友人といえます。ちなみに田沼の父親は、修行により法力を放つことができ、本人には妖怪を見ることが出来ませんが、低級妖怪クラスを祓う力のある人物です。

 田沼自身も夏目のことを特別な友人として見ており、夏目が何か危険なことに関わっていると知ると、自分も何か力になりたいと積極的に協力しようとします。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■物静かな性格

 田沼は、おとなしい性格で普段の喋り方も落ち着いた印象があります。夏目が自分のことを避けようとしているときには、必ず妖怪が関わっていると察知して、色々とサポートしようとします。時に、自分の能力が低いから相談されないと思い困惑することもありますが、夏目がいつか話してくれると信じて友人として見守ります。

■夏目と同じ会話ができる初めての友人に

 夏目と出会い、自分と同じ会話ができる友人としてお互いを認め合っていきます。夏目を介して西村や北本といった普通の友人にも出会い、行動を共にする姿もあることから、夏目との関係は、彼にとっても良いきっかけになったのではないでしょうか。

■友人を助けるために危険を顧みない心意気

 妖怪を完全な形で見ることの出来ない田沼は、夏目と違いその危険を察知することができません。それゆえ、夏目は彼に危険なことには関わって欲しくないと内心思っているようです。しかし、田沼自身は「友だちが危険な目に遭っているのなら力になりたい」という気持ちで、多少の危険は顧みずに行動します。あるときは妖怪の巣窟に単身で乗り込み、夏目を助け出そうとする事も。

 そのため、夏目はいつか田沼を傷つけてしまわないかと不安で仕方がないようです。田沼の体に妖怪が取り憑いた時に、その妖怪の力を借りて夏目が普段見えている世界を垣間見た田沼。愕然としますが、それだけにますます夏目の力になりたいという気持ちが高まっているようです。

 妖怪を見ることができる、もしくは存在を意識している友人はわずかですが、夏目との出会いによって確実に良い変化が起こっており、普通の学校生活にも少しづつ馴染んできているようです。物静かで友人思いな「田沼要」の魅力、ぜひご自身の目でお確かめ下さい。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:もんきち(キャラペディア公式ライター)

(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会

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