カバノアナタケはシラカバに寄生するキノコでして、抗酸化作用やβグルカンといった健康成分が多く、昔からロシアやヨーロッパでは薬として使われてきた食品。ガンに効くとの説も確かに存在しております。
なんですが、全米有数のガン専門病院である「メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター」の見解によりますと、
カバノアナタケの安全性や効能を評価する臨床テストは行われていない。そのため、がん、心臓病、糖尿病などの治療や予防に役立つかはわからない。また、カバノアナタケの成分が、他の治療薬に対してどのような作用を起こすかもわからない(英文)。
とのこと。とにかく、いまのところは効果を示した研究は存在しないようでうす。
では、なんで「カバノアナタケはガンに効く!」って話になったかといえば、いくつかの抽出成分を使った実験(英文)で、腫瘍細胞の働きを抑制する作用がみられたから。ただし、いまのところはいずれも生体外&マウス実験しか行われていませんで、あくまでも「うっすらした希望はあるかも」ぐらいのレベルではあります。
ほかにも、抗酸化の効果がありそうだったり(英文)、抗炎症作用がありそうったり(英文)と、おもしろそうな研究はいくつかあるものの、やはりどれもヒトを使った臨床テストじゃないもので、あくまで「効くかもしれないけど、効かない可能性も大きい」といったところ。