風のように流されながら相手を知る
「風流」という言葉を聞いたことがありますよね。
辞書を引くと、雅(みやび)とか、上品な趣(趣向)と書かれていますが、もともとの意味は違ったようです。
本来は、『迷いながら生きる中で風に流されながら育っていく人格』のことを風流と言ったそうです。
これとよく似た言葉に、「風格」や「風貌」といった言葉があります。
これらの意味を英語で表現すれば、パーソナリティ、またはキャラクター。
風流、風格、風貌、パーソナリティ、キャラクター・・・。
こういった言葉は、個々の見た目や雰囲気などを表すときに使うことが多いですね。
そして興味深い点が、すべてに共通するのは『風』という字。
あるとき、お寺の住職が話してくれました。
人は弱さを克服しようと考える瞬間、“強くなりたい”と自分に言い聞かせる習性があると。
迷ってはダメだ、とか、自分の意思をしっかりともって、とか、一つの道筋を決めようとする生き物だと。
芯が弱い、流されやすいなど否定する人もいるが、迷いながら生きる中で次第に育っていく人格も悪くないのではないかと。
そして、ちょうどいい弱さが人間を物語るとのこと。
迷い、傷つき、流されながら弱さを知るそうです。
だから人間の生き方には「風」が必要。風流、風格、風貌・・・。
その人が“どんな風の中で生きてきたのか”が、キャラクターやパーソナリティを作り上げていくわけですね。
対人関係、コミュニケーション、恋愛。
共感し合うことができても、違う環境で育った者同士が底辺から分かり合うことは難しい。
婚活は互いの価値観を知ることが重要。価値観の大切さを感じさせてくれる記事 まとめ【編集部コラム】
2015.02.02 12:29
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婚活のみかた