まだ語彙が豊富ではない子どもは、自分の意思や気持ちを表現することがうまくできません。引っ込み思案な子どもだとなおさら苦手でしょう。
子どもが自分の気持ちを伝えられずにモジモジしているとき、あなたはどうしていますか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、子どものコミュニケーション能力が育たなくなる親のNG行動についてお話しします。
■NG行動その1:子どもの気持ちを代弁する
お友達におもちゃを取られてしまい、離れたところで我が子がシクシク泣いています。こんな時、ママはつい助けてあげたくなりますよね。
でも、「そのおもちゃはうちの子のものだから返してね」と子どもの代わりに言うのは過保護と言えます。
しかし、「もっと強い子になってほしい」という思いから、「そんなことでイチイチ泣くんじゃないの!」と叱ったり、「自分で取り返してきなさい」と背中を押してあげたりすることも子どものためになりません。
そもそも、最初からそれができる子だったら泣いたりしません。逆に自分のスコップを奪ったお友達を噛んだり突き飛ばしたりして、相手を泣かせているでしょう。
引っ込み思案で慎重な性格のため「返して」という一言がなかなか言えないのです。
こんな時はまず「お友達におもちゃを使われて悲しいね。悔しいね」と子どもの心に共感してやりましょう。そして、一緒について行って「それ返して」と子ども自身に言わせるのです。
自分一人では「返して」と言えなくても、ママが付いていてくれれば言えたりします。それを繰り返すことで、だんだんと一人で気持ちをしっかり伝える勇気と力がついてくるでしょう。
■NG行動その2:子どもの気持ちを察して先回りする
気が利くママほどしてしまいがちな、子どもの気持ちを汲んで先回りしてしまうことも、子どものコミュニケーション能力をそいでしまう理由の一つです。
子どもが喉が渇いている顔をしていれば飲み物を飲ませたり、「ママ、ジュース!」と言っただけで冷蔵庫からジュースを差し出したりしてしまうと、子どもは自分の気持ちを相手に伝えることが苦手になってしまいます。