西日本では知らぬ人はいないファミレス界の雄「ジョイフル」は、全国に約750店舗を展開する。九州人にとっては"関東でいうところのサイゼリア"な存在なのに、東京都心部は空白地帯だった。
ジョイフルが東京に出店する――2015年3月にその情報をキャッチしたJタウンネットは、出店場所を特定し、工事中の様子を報じた(参照:九州出身者「ジョイフルが東京都心にできるぞ!やったー!」 東京人「...ジョイフルって何?」)。そのニュースは東京に住む多くの九州出身者を歓喜させた。
赤坂店がオープンした2015年4月14日、そのニュースを誰よりも喜ぶ人物が弊社にいた。今月に入社したばかりの新人Sだ。彼はジョイフルの本社がある大分出身。大学進学時に上京するまで頻繁にジョイフルを利用していたという。
「高校生時代は友人とジョイフルでたまっていましたね~」ジョイフル未体験の筆者は、Sを連れて開店3日目の赤坂店へ向かった。
ジョイフル赤坂店の入口(写真はすべて編集部撮影)
同店は「いちご赤坂317ビル」(港区赤坂3丁目)の2階にある。建物前を歩くサラリーマンが看板に気づき、「こんな店あったっけ? どうやらファミレスみたいだよ」とつぶやいている。ジョイフルを知る東京のビジネスマンは少数派と見た。
一方でSは「本当にできたんだ。感激~」とビルを仰ぎ見る。自分のスマホで記念写真を撮り出した。
ビル右横の階段を上り店内に入る。バイパス沿いに立地する一般的なファミレスと比べると2まわりほど狭い。中規模のマクドナルドと変わらない。案内を待つ人向けの席はなかった。