祝20周年!「坂本真綾」を20周年記念LIVE“FOLLOW ME”で振り返る

| あにぶ
maaya-followme©2015 FlyingDog

4月25日デビュー20周年記念ライブ“FOLLOW ME”がさいたまスーパーアリーナで行われた。本人にとって史上最大規模のライブであったが、このライブでは 坂本真綾 自身の軌跡と魅力を再確認することができた。

■多様に変化する坂本真綾の魅力

このライブでは菅野よう子とthe band apartがゲストで参加した。菅野よう子はなぜかうさ耳で登場。会場が一瞬ざわついたが、これが本人の「面白さ」を表しているのかもしれない。

その後はピアノで坂本真綾の曲のメドレーを披露し会場を沸かせ、「約束はいらない」「プラチナ」などは坂本真綾の歌とともに演奏をした。やはり、はじめ10年は菅野よう子プロデュースだっただけに、坂本真綾の声と菅野よう子の音は無理なく調和する。

しかし、坂本真綾の声はthe band apartとともに演奏した「Be mine!」でもハーモニーを織りなす。the band apartの激しくそしてエフェクトがかかった音に対して坂本真綾も負けじと勢いをつけて澄んだ声でその音に飛び込んでしまう。一見対極的な音のようであるがそれでも成立してしまうのが彼女の魅力。

例えるなら、どんな曲という名のドレスでも着こなしてしまうスーパーモデルといったところだろうか。

■常に第一線で立つことで生まれた「坂本真綾=人生」

今回のライブは20周年記念ライブということでデビュー曲「約束はいらない」から4月1日に配信された新曲「これから」まで新旧さまざまな曲を歌った。どの曲も人気かつ名曲揃いで、坂本真綾が20年間常に第一線で立っていることを示していた。

そして恐らく今回、長年のファンやアニメ好きは曲を聴いて色々な思い出が蘇ったのではないだろうか。「奇跡の海」が流れると「ロードス島戦記」を観ていた幼いころを思い出したり、「トライアングラー」が流れると「マクロスF」が好きだった友人は元気にしているのだろうかと思い出したりと私自身様々なシーンが蘇る。

さらに東日本大震災でツアー途中使えなくなったバスのセットの登場や坂本真綾のデビューから今までの映像が流れるなど本人も20年の流れと成長を感じるライブであっただろう。

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