ゆとり世代第一世代が社会に出てから、この春で6年目。当時「ゆとりは使えない」と叩かれた新入社員も、職場では「中堅」と呼ばれるポジションに成長し、新人の教育係を任される人も多いはず。
そこで今回は、この春に入社した新入社員の特徴や仕事観に関する調査をまとめてみました。
公益財団法人日本生産性本部が毎春発表している調査研究によれば、今年度の新入社員は「消せるボールペン型」。その最大の特徴は、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を兼ね備えていること。
ただし、新入社員をすぐ即戦力にしようと思い、熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)危険性もはらんでいるのだそうです。
柔軟性はあっても、熱の入れ方を間違えると敬遠されてしまう恐れがあるので、つき合い方には注意が必要かも。
■理想の上司は「松岡修造さん」そんな今年の新人が選ぶ理想の男性上司は、松岡修造さん。理由は「やる気を引き出してくれそう」(47.1%)が最も多く。次いで「自分の強み・弱みを見抜いてくれそう」(14.7%)、「自分の能力を伸ばしてくれそう」(11.8%)などが並びました。
熱血漢のイメージがある松岡修造さんですが、小学生にテニスを教えるなど後進の指導も積極的に行っており、“部下を鼓舞し、成長させてくれる”ような印象が多くの得票につながったようです。
仕事に対する態度や姿勢がお手本になり、適切なアドバイスや指示でうまくやる気を引き出してくれそうな上司を理想と考えるようです。
■仕事はほどほどに、プライベートも大切にしたい30歳になったときの理想の年収は、第1位が「400万円台」(29.3%)。次いで、「500万円台」(24.5%)、「300万円台」(21.6%)と回答しています。
国税庁の調査によると、平成24年の30代前半の平均年収は382万円、30代後半は424万円。新入社員の理想と現実はだいたいマッチしており、非常に堅実な印象が見て取れました。