2015年5月1日(金)から劇場公開中の『THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦』が注目だ。
■ 全高8mのロボットと最新鋭戦闘ヘリの戦い
見所は、人が搭乗し操縦する全高8mの二足歩行式ロボット『98式AVイングラム』と、熱光学迷彩により姿を消せる最新鋭戦闘ヘリ『AH-88J2改“グレイゴースト”』との戦い。最新のVFXを駆使したCG映像が、超リアルであること間違いなし!
監督・脚本は、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などでおなじみ、押井 守。出演は、筧 利夫、真野恵理菜、福士誠治、太田莉菜、高島礼子 ほか。
この映画は、80年代後半に、漫画・アニメ・小説が同時リリースされたメディアミックス作品『機動警察パトレイバー』の実写版だ。『パトレイバー』は、ご存じの方も多いと思うが、二足歩行式の作業用ロボット『レイバー』が普及した近未来(設定は1998年頃)で、『レイバー』を使った犯罪などを取り締まる警視庁の特殊部隊『特科車両二課中隊(特車二課)』の通称。
主人公の『98式VAイングラム』とは、人が搭乗できるタイプの警察用ロボット。パトランプや巨大な拳銃を装備し、警察官が乗り込み操縦するという設定だ。
今回公開中の映画は、その実写プロジェクトの長編版。舞台は2013年の東京。すでに、2014年4月から2015年1月まで7回に分けて短編版が順次劇場公開されたが、今回はそれらに続く、完全オリジナル作品だ。
■ すでに実在する人搭乗型ロボット
人が搭乗できるロボットは、水道橋重工が製作した『クラタス』(パトレイバーの短編・第1話にも出演)など、すでに実際に存在している。アクティブリンクが開発中の『MS-02』など、パワーアシストスーツも興味深い。ロボット内に入るのではなく装着タイプだが、人の能力を向上させるという点では似ている。最近いろんな所で研究・開発が進んでいて、実用化に近いという点ではむしろこちらのほうが優勢だ。
映画の設定でも、二足歩行ロボットは『コストばかりかかる時代遅れの産物』となっている。ビジネスになかなか結びつかない二足歩行式の現状をうまく反映しているような気がして、実にリアルだ。
こういった視点で、SF映画を観るとより楽しめる。映画の世界がより現実に近づいてるようで興味深いからだ。
『THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦』は、全国の劇場で公開中。お時間がある方はぜひご覧あれ。
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