『PEACE MAKER鐵』幕府側にだってドラマがある!大河ドラマ好きにおすすめのアニメ

| あにぶ
PEACE MAKER鐵(C)2003黒乃奈々絵・MAGガーデン/新撰組屯所


大河ドラマ「花燃ゆ」は所謂、倒幕派がメインの話だが、幕府側にだって、負けないくらいのドラマがある。

その名も『 PEACE MAKER 鐵』。

大河ドラマに興味がある方にはぜひ、見てもらいたい歴史アニメである。

■主人公は、小姓?!

物語は、元治元年(1864年)3月の京都から始まる。

主人公の市村鉄之助は、両親を目の前で何者かによって殺され、強くなりたいという気持ちが人一倍強い齢まだ15の少年である。
親代わりでもある兄・辰之助が新撰組の勘定方に就いたことから、両親の仇を討つため一緒に新撰組に入隊しようと試みるが見た目や態度の理由から中々、入隊させてもらえない。

しかし、新撰組隊士の一人である沖田総司とひょんなことから試合をすることになったり、後に身を置くことになる副長、土方歳三との出会いとひと悶着を得て、紆余曲折の末、新撰組に晴れて入隊を決める。

そんな彼に待っていたのは強くなる為の修行などではなく、土方歳三の身の回りの雑用をこなす小姓。

目的とは違う立場にいる自分に当初、彼は不満を感じることになるが、沖田総司ら新撰組隊士と、胃を痛めつつ心配する兄に見守られ、新撰組の中で彼は小姓として、池田屋事件までを駆け抜けて行く。

■新撰組を軸に、走り抜ける世界

鉄之助の生きる世界は、史実とフィクションが織り交ぜられた設定となっている。
大まかな流れとしては史実通りに進んでいくのだが、そこはアニメ。

屯所の中で過ごす、彼らの生活風景やてんやわんやの大騒動、鉄之助とオリジナルキャラクターが織り成す関係などが、存分に盛り込まれている。

一見、クールに見える人のお茶目な一面、普段はふざけてばかりの人が見せる真剣な表情と、萌える要素も満載。
ただシリアスなだけでは終わらない世界を見ることができる。

■物語は終わらない

アニメは終了してしまったが、『PEACE MAKER鐵』の物語は今でも続いている。
アニメで放送された池田屋事件からの三カ月後を描いた第2部、「PEACE MAKER鐵」である。

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