エルトン・ジョンの伝記映画が公開前にブロードウェイ舞台化決定

エルトン・ジョンの伝記映画が公開前にブロードウェイ舞台化決定

 英国の国民的歌手エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』が、劇場公開を前にしてすでに舞台化が決定した。エルトンの名曲を交えながらその人生を描くトム・ハーディ主演の同作が、脚本家リー・ホールをはじめとする『ビリー・エリオット』のミュージカルを手がけた製作陣によって、ブロードウェイとウエスト・エンドで上演されることになった。ロンドンのオールド・ヴィック・シアターを運営するプロデューサーのサリー・グリーンはザ・サン紙に語っている。

「もう製作は始まっていま す。『ロケットマン』というタイトルになりますが、映画が先になりますね。そしてロンドンの前にブロードウェイで公演されます。エルトンのバックカタロ グのようなものになるでしょう。彼が自分のキャリアを終えることはないでしょうからね」

 映画版ではエルトン役をトムが演じているものの、以前には歌の才能に欠けていることで役作りに苦しんでいると明かしていたため、舞台版でトムがステージに立つ可能性はなさそうだ。トムは当時「俺は歌手じゃないよ。全然分からないんだ。一生懸命頑張ってはいるんだけど、そういう形に口を開くのが辛いんだよ。 歌とかミュージカルとかいうものには、まったく向いていないね」とその苦悩ぶりを語っていた。トム・ハーディーが受けているプレッシャーの重さを示している。

文・内村塩次郎

ピックアップ PR 
ランキング
総合
海外