日頃様々な夫婦問題に接していますが、浮気問題に取り組むには問題そのものを見ていても、解決には向かわない事がカウンセラーの経験からわかります。
例えば、夫の浮気が発覚したと言って、その浮気をどうにかやめさせたい、戻ってきて欲しいと考えても、現実的には望む方向には行かないことがほとんどです。単に浮気という“現象”にだけスポットを当てていると、その前後や、そもそもの夫婦の背景を何も考え無くなってしまうからです。
しかし、浮気の原因は夫婦それぞれの生い立ちや人間関係、性格、過去のトラブルなどが密接に絡んで起きているのです。
そこで今日は夫婦カウンセラーの筆者が夫の浮気事例をもとにどうこの問題に向き合うべきかをお伝えします。
■夫の浮気は「様々な条件」が重なって起きている!?
夫の浮気がわかった時に、妻としては大きく動揺する人が多いでしょう。そして、どうにかしなければという思いが先に立つはずです。しかし、下手に動いても状況が悪くなるのではという心理的なストップがかかります。それは、今までの生き方や性格が影響しているのです。
「どうしよう、私は何をすればいいの…」
「このまま放っておいても、よくならないはず」
「親に言えば、すぐに実家に戻って来いと言われてしまう」
このように思う人は、今まで真面目に実直に生きてきた人。そしてご両親にも大事に育てられて、しっかりと幸せに生きてきたのです。そのため、夫の性格も真面目で優しくて、尊敬できるというケースが多いわけです。
真面目な妻が選んだ夫ですから、当然と言えば当然です。
この二人の組み合わせの夫婦にほころびが出る時とは、実は妻の知らなかった夫の姿から出てきた時と言えます。好奇心旺盛、わがまま、自由奔放、後先見ないという知らなかった、もしくは気にならなかった夫の面が出てきた時は危険なサインです。
■夫は「あなたはこんな人じゃない」に反感を持つ
夫は本来、妻には知られていない、もしくはあまり感じさせていない面を元から持っています。そもそも、出会ったのは生まれて何十年も経っているわけで、それまではアカの他人です。