やっぱり“ナマ”がいちばん!? 大阪ミナミのキャバクラ潜入リサーチ

やっぱり“ナマ”がいちばん!? 大阪ミナミのキャバクラ潜入リサーチ

大阪ミナミ宗右衛門町「キャバクラ案内所」スタッフ日記

 こんにちは! とびっきりのキャバクラをご紹介する無料案内所「インフォメン」のナビケーター、山崎です! あたたかくなり、道行く女性の服装も、1枚〜2枚〜と薄くなる今日この頃。おそらく、店先でボケーっと突っ立っている僕を見かける機会が多くなると思います。

 決して仕事をサボっているワケではなく、冷静に仕事をするために、僕の中の暴れん坊将軍を鎮めているので、誤解のないようお願いいたします。大体、ずっと外に立っているのって思いのほかしんどいので、特別な理由がないとしませんから。

 そう考えると、溶けてしまいそうなくらい暑い真夏も、骨の髄まで凍えるような真冬も、夜遅くまでキャッチをしているお兄さんたちは、ある意味スゴい。あの根性とパワーをスカウターで測ったら、クリリンくらいは超えているんじゃないでしょうか。

 といっても、ルールはルール。禁止されていることは、やってはいけません! 大阪の条例では、キャッチ行為が禁止されているだけでなく、無料案内所は0時までに閉店しなければいけません。閉店したら、業務終了で、そそくさと家路についているのか? とんでもございません! 少しでもお客さまに質の高いサービスをご提供すべく、案内業務以外の仕事に精を出しておる次第です。

日々誘惑に打ち勝ち、良いナビにつながる情報収集

 例えば、潜入キャバクラ体験もそのひとつ。

「結局、遊びじゃねぇ〜か!」
「カワイイ子を口説いてるんじゃないだろうな?!」
「公私混同もはなばだしい」
「ニヤけた顔を想像しただけで気持ち悪い」
「謝罪会見をしろ!」

 そんなお怒りの声が聞こえてきそうですが、心を鎮めて話を聞いてください。まず、僕の笑顔は気持ち悪くありません。その証拠に、親戚のおばちゃんに「あんたの百万ドルの笑顔や」と、褒めてもらったことありますから。ですので謝罪会見は、いたしません!

「仕事と遊びをゴッチャにしている」的なことに関しては、ケーキ屋さんに「いつもケーキが食べられていいなぁ」と言っているのを想像していただくと、ご理解いただけると思います。

 ケーキ屋さんはいつもケーキを食べているワケではありませんし、仮に食べたとしても、それはより美味しいケーキを作りたいという想いによるものです。僕たちも、まったく同じ。お客さまにより良い案内をしたいという一心で、キャバクラへ足を運んでいるのです。そう、すべては“お客さまのため”なのです!!

 といっても、会社のお金でお店に行っているのも、カワイイ女の子がそばについてくれるのも事実。そして、先ほどご紹介した、僕の中の暴れん坊将軍がはしゃぎだすのも事実であります。

 し・か・し! 遊びで訪れた時のように、楽しいトークをするワケではありません。実は、僕たちがお店に行く時は、事前にお店にお邪魔することを伝えます。そして、お店のスタッフさんからキャストのみなさんに報告されるのです。

 ですので、厳密にいうと、“潜入”ではありません。スーパーのお惣菜コーナーに例えるなら、「高級ズワイガニ風味コロッケ」といったところ。席についても、「はじめまして、インフォメンの山崎です。本日はよろしくお願い致します」と、至ってビジネスライク。キャストとの連絡先の交換もナシ。

 話の内容は、年齢やキャリア、出勤日などのデータ収集をしたり、ちょっとした雑談をする程度。そんな会話から「この子は、どんなタイプの女の子か」、「どんなお客さまと相性が良いか」などを、プロの目で客観的にチェックするのです。これが業界で知られている、通称「ザキヤマ’s EYE」。

 しかし、たまに個人的にどストライクの子や、ホロ酔い気分になって「わたし酔ってるけど、口説いちゃダメよ♡」と、甘えた声を出す女の子に出くわすことも。そんな時、心の中に棲む天使と、お馴染みの僕の中の暴れん坊将軍が戦うことになります。

天使:「お前は今、仕事で来ているだぞ」
僕:「天使さんの言う通り、僕はプロですから、仕事が終われば帰ります」

暴れん坊将軍:「何を言っとるか。押すなと言うお笑い芸人を押して熱湯に落とすのが鉄則であるように、口説いちゃダメと言う女の子を口説いてあげるのが礼儀だろ」
僕:「将軍さまのおっしゃる通りっス。キャバクラは口説いてナンボ♪」

 日々こんな誘惑に打ち勝ち、良いナビゲーションにつながる情報を掘り起こしているのです。つらいナマ殺し状態を癒してくれるのは、ただひとつ、お客さまの笑顔! お客さまが満足される姿が、僕のエネルギーなんです。今度お客さまから、「ザキヤマ、いい女の子のいるお店紹介して〜」と、声をかけていただくことを楽しみにしています♫

Text by infomen(http://infomen.jp/

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