薬を飲んでもなかなか治らない咳……梅雨のころにはじまっていつの間にか治まっているという経験はありませんか?
もしかするとその咳の原因はカビと気圧の変化が影響しているかもしれません。
では、その咳はなぜ起こるのでしょうか? 薬剤師の筆者と確認してみましょう。
■浴室のカビが原因
湿気の多いところと言えばまずは浴室です。特に梅雨時期は湿度も高く換気を十分にしているとはいえカビが繁殖するにはとても好都合な環境です。お風呂に入っているときや掃除のときに知らずにカビを吸い込んでしまっている可能性があります。
その結果、咳が続いてしまいます。
日頃から掃除の後にはタオルやぞうきんでしっかり水分を取って乾燥させておくことが大切です。
■エアコンのカビが原因
他にも、家の中でカビが発生しやすい場所と言えば、なんと言ってもエアコンです。冬の暖房が終わってからしばらく使っていなかったエアコンを動かしたときに、風とともにエアコン内部で増殖したカビが一気に部屋の中に広がります。そのカビを吸い込むことで咳がでます。
免疫力が高ければ体内に入ったカビを退治することはできますが、体が弱っている場合はいつまでも咳が続いてしまいます。
梅雨が終わるころには、自然と咳も治まってしまうこともあります。この原因に気が付かないと、効果のない薬を飲み続けることになります。
冷房を使う前にはエアコンの掃除をすることでカビの飛散を防ぐことができますが、時間がないときには窓を開けて十分な換気をしながらしばらくエアコンをつけておくだけでもカビの飛散量を減らすことも可能です。
梅雨入り前の今の季節がちょうどお掃除するのにはいい時期ですので予防のためにも是非クリーニングしてみてください。
■気圧の変化
“頭痛や関節の痛みでお天気の崩れが分かる場合がある”と聞いたことはありませんか?
気圧や湿度の変化で体に不調があらわれることを“気象病”と言われるようになりました。梅雨の季節の気圧や湿度の変化で喘息の悪化に繋がる場合があります。特に喘息の症状は台風など低気圧が近づくと発作が起きやすくなることがあります。
自分では気が付かないうちに喘息様の咳が続いていることも考えられますので自己判断せず受診をおすすめします。
いかがでしたか?
これからの梅雨の季節の咳には意外な原因がひそんでいます。「これぐらいの咳なら……」と軽く考えずに受診して正確な診断をしてもらいましょう。
(橋本伊有子)
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