今こそ、たかじん妻・さくら氏のメディア登場を期待する|プチ鹿島の『余計な下世話!』

今こそ、たかじん妻・さくら氏のメディア登場を期待する|プチ鹿島の『余計な下世話!』

 先週こんなニュースが報道された。

・ たかじん妻から「2億円遺贈」放棄の要求、やはりあった 「あかるクラブ」が一転認める(5月8日・産経ニュース)

「あかるクラブ」とは何か? 故やしきたかじん氏がキャプテンと理事長を務めていた一般社団法人のこと。一言でいえば大阪をよくするためにたかじん氏が力を入れていた活動だ。

 たかじん氏の遺言書には、

『金2億円を、自分が生きてきた証として、「たかじんメモリアル」を設立し、大阪のために頑張ってくれた人に対して表彰し、金100万円から500万円を授与するものとするが、当面の運営は、大阪あかるクラブが行うため、同法人に遺贈する。運営が順調になれば新法人を設立することを希望する』

という記述があった。

 ところがたかじん氏の死後、妻のさくら氏から「あかるクラブ」に対し2億円遺贈について放棄要求があったという。週刊誌、そして『百田尚樹「殉愛」の真実』(宝島社)が書いた。この報道を「あかるクラブ」の理事はいったん否定した。しかし今回一転して認めた。真意はわからないが、何か「妻さくら氏」をめぐる風向きが変わってきたことは感じる。

 ついでにいうと『百田尚樹「殉愛」の真実』の読みどころのひとつは「OSAKAあかるクラブ」の件のほかにも「桃山学院高等学校に対する遺贈金放棄の要求」がある。妻さくら氏は桃山学院の温井理事長へ、たかじん氏が書いたとされるメモを持参したのだという(骨壺と共に)。

 そこには「さくらが生活に困るようであれば寄付金を彼女に戻してやってほしい」という旨が書かれていた。ところが温井氏はこのメモを一読してこれはたかじん本人が書いたものではないと見破ったと『百田尚樹「殉愛」の真実』は書く。理事長から話を聞いた関係者は次のようにコメントする。

 まず、「温井へ」という手紙の書き出し。たかじんと温井氏は懇意にしていたが、話す時も手紙を書くときもずつと丁寧語でやりとりしてきたので呼び捨てにするはずがない。あと、天下国家を語り合ってきたたかじんがこんなことを言いだすはずがないとも。

『殉愛』(百田尚樹)の発売以降に色々言われてきた「たかじんメモ」だが、信じるか信じないかは読者次第なのである。

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