神田うの、3千万円被害でも「間接自慢」扱いか!?|プチ鹿島の『余計な下世話!』

神田うの、3千万円被害でも「間接自慢」扱いか!?|プチ鹿島の『余計な下世話!』

 最近「間接自慢」という言葉を聞く。SNSで何かの写真を紹介しながら、本当は他のポイントを自慢することだという。たとえば自分を写しているようで高級そうな車や家具などがさりげなく入っているような。なぜこんな遠回しな自慢をするのか。これみよがしの自慢はしたくないけども、でもさりげなくしたい。そんな若者の気持ちが「間接自慢」をさせるという。

 芸能人編ではこんな記事を見つけた。『SNSは"間接自慢"だらけ 鼻につき始めた田丸麻紀のセレブ臭』(日刊ゲンダイ・ 6月9日 )

《幸せオーラ満開の田丸だが、最近はインスタグラムやブログに掲載される写真が話題に。自宅にある植物を庭師が2人がかりで手入れしている様子や、さりげなく背景に写り込んでいる大画面のテレビ、大きなテラスなど、最近、流行している"間接自慢"が満載なのだ。》

 鼻につき始めた、と言われてしまった田丸だが、記事を読むと田丸の夫は化粧品販売会社の副社長で、田丸自身も病院経営者のお嬢さまとある。自宅で写真を撮ったらすべて自慢にみえてしまうのも仕方ない。

 ここで私が考えたいのは、間接自慢をする人よりも、何をやっても「間接自慢と受けとめられてしまう人」が世の中にはいるということである。たとえば神田うの。神田うのがベビーシッターだった女にブランド品や貴金属を盗まれていたことを告白した件。あれ、どう考えても神田うのが被害者であり同情されるべき存在である。

 しかし、「家の中に3000万円もの金品が置いてあった」ことや「エルメスのケリーバッグ、ルイ・ヴィトンやシャネルのバッグも無くなっていたが、当初はどこかにあるはずとさほど気にはしなかった」という状況悦明に、金持ちの余裕を感じすぎて同情されないムードも生んだ。

 これは一体なんなのだろう、ただの大衆の嫉妬だけで片づけるのも簡単すぎるなぁと考えていたのだけど、究極の間接自慢と考えればわかりやすい。間接自慢は本来はSNSで狙ってやる行為だが、「気がついたら3000万円相当がなくなっていた」という金持ちの天然さは、受け手をイライラさせるもっとも危険な行為である。

 最近では直接セレブを自慢するタレントもいるけれど、窃盗などの非常時にも「自慢と受けとめられてしまう人」は強烈だ。

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