【幼児リード論争】坂上忍「親がラクしようとしてる」発言は子供のいない人の主張なのか

「ワイドナショー」番組公式HPより

 6月20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で昨今、賛否をめぐって炎上することが多い「幼児リード」が話題にあがった。歩き始めた子供を事故から守るための道具として普及が広まりつつあるが、その傍らで「犬みたい」だと否定的な意見も多く、以前より世間では物議を醸している。今回、松本人志ら同番組の出演者たちからもそれぞれ賛否両論の意見が明かされた。

 まず松本は「全然OK」の賛成派。まだ自身の娘に使用したことはないが、乱暴な運転の車や自転車が多いことなどを挙げ「命あってのこと」と語った。また佐々木恭子アナウンサーも、やはり自由に歩きたがる子供が自転車とぶつかりそうになるなどヒヤっとした経験があり、実際に使用したことはないが「使ってみたい」と思ったことはあると話した。

 一方、坂上忍は「子供はいないけど」と前置きしたうえでの反対派。「命ありき」という松本ら賛成派の考えも理解出来るが、その安全確保自体を「手抜きとまでは言わないけど、親がラクしようとしてるんじゃないの」と思ってしまうという。

 続いて武田鉄矢も「見た目が悪い」「抱っこやおんぶが基本でしょう」と反対。そしてこのアイテムの「最も嫌」な部分として、親子の以心伝心が図れないと主張。「紐1本では伝わらないんじゃないか」と持論を展開した。

放送後また「幼児リード」賛否がネットで議論に

 今回の放送を受け、ネット上では改めて賛否両論を呼んでいる。反対派には、坂上のように子供を注意して見守ることをさぼっているのではという声や、やはりその見た目を指摘する声が多い。

「虐待にあたるようでもありあまり好ましくもない」
「昔はそんなものが無くても育てられたのに。ただスマホしたいだけやろ。 あの子供産んだら上から目線、いったい何なんだろ」
「それでコンビニの前に吊るしてるようなことになったら廃止だよな」

 一方、賛成派には、実際に子育て真っ最中の親からの意見が多い様子である。

「坂上忍はまさに子供のいない人の意見だな」
「そもそも幼児用リード使ってるのを『犬みたい』とかどんだけだよ。実際街中で乳幼児を複数連れてる親の心境は犬の散歩みたいにのどかなもんじゃないですよ」
「使いたくなる気持ちは積極的に育てれば育てる程分かってくる。ダメ親が使うのがダメなだけ。性格的に必要な子もいるよ」
「『リード』と言うから犬みたいだの違和感だの言いたい人が出てくるのか。「命綱」と言えば通じるのか」

 賛成派も反対派も「子供の安全が第一」という思いは間違いなく同じ。子供の安全確保は保護者の義務であること、リードに行きつくまで子供の安全確保に重きをおいているということ、しかしリードは決して事故に遭わないという保証ではないということ、それを忘れないようにしたほうがいいのかもしれない。

(文/勝山薫)

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