うっとうしい梅雨の時期は、睡眠をとっても気分がスッキリしないもの。
そこで、最適な睡眠時間や、質のよい睡眠のとり方について、ニュースサイト『Inquisitr』の記事を中心に調べてみました。
■睡眠時間は7~9時間がベスト
米国睡眠医学会と睡眠学会が6月に合同で作成・発表したガイドラインでは、コーヒーなどの刺激物に頼らず活動的に生産性を保つために、最低限7時間の睡眠を勧めています(18~60歳の場合)。
また、ここでは「寝不足を解消したいときや病気のときは9時間以上寝てもよい」と、「寝すぎるとかえって身体によくない」という説を否定しています。
一方、アメリカの非営利団体・国立睡眠財団が今年2月に発表した研究では、以下のように、睡眠不足も睡眠の取り過ぎもよくないとしています。
18~25歳・・・推奨値:7~9時間/不適切:6時間未満/11時間以上
26~64歳・・・推奨値:7~9時間/不適切:6時間未満/10時間以上
解釈が大きく異なる2つの研究ですが、共通していえるのは、成人にとって最適な睡眠時間は7~9時間ということのようですね。
■質の良い睡眠のポイント7つ
ところで睡眠は、長さだけでなく質も大切。では、どうすれば7~9時間の睡眠を質のよいものにできるでしょうか?
優良な医療機関として名高いアメリカの総合病院『メイヨー・クリニック』が、質の高い睡眠をとるための7つのポイントをホームページで紹介しています。
(1)決まった時間に寝起きする
平日や休日も含め、毎日の就寝時間と起床時間を一定に。こうすることで、睡眠のサイクルができ、よく眠れるようになります。
ただ、布団に入ったものの眠れない状態が15分以上続いたときは、無理に寝ようとせず、代わりになにかリラックスできることをしましょう。
(2)食事に気をつける
寝るときは満腹でも空腹でもいけません。胃が不快な状態だと、睡眠が阻害される可能性があります。