今では女性が仕事をすることも当たり前になり、結婚しても、子供を産んでも仕事を続けたり、出産後に復帰する女性も増えていますよね。
でも、働くママの中には「子どもに負担をかけているのでは?」とか「子どもに辛い思いをさせているのでは?」などと、子どもに対して後ろめたさを感じている人も少なくありません。
今日は、『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、ママが仕事をしていることで、子どもに与える影響についてお話しします。
■母親が仕事をしていた女の子は、収入が多く「出世」する!?
ハーバード・ビジネススクールが、北・南アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、中東などの24か国で行った“母親の就労”に関する調査によると、“母親が働いていた女の子は、専業主婦の母親に育てられた女の子よりも、仕事に採用される可能性が高く、また収入も多く、出世する可能性が高い“ということがわかりました。
確かに、女の子は母親を見て育ちます。小さいうちから、おままごとなどで家事や育児のマネをしていますよね。母親が小さい頃から当たり前のように仕事をしていれば、仕事をすることが当然だと思うようになるのは自然な流れなのかもしれませんね。
また、母親が責任ある仕事に就いていれば、母親の仕事への取り組み方を見て学ぶことになるのです。
■母親が仕事をしていた男の子は、「家族思い」になる!?
それでは、母親が仕事をしている男の子はどうなのでしょうか?
同調査では、母親の就労が男の子の将来に与える影響についての結果も報告されていますが、男の子には母親の就労はさほど影響がなかったということがわかりました。
これは、男の子の“仕事観”は父親からの影響の方が大きく、女の子ほど母親に影響されないということなのではないかと筆者は考えています。
ただし、母親が働いていた男の子は、専業主婦に育てられた男の子より、大人になってから、より家族との時間を大切にする傾向があることがこの調査で分かっています。母親が働いていて、一緒に過ごす時間が短い分、家族で過ごす時間を大切にする優しい心が育ったのかもしれませんね。
いかがでしたか?
時には体調の悪い子を残して、また泣いてすがる子を残して仕事に出なければならないこともあるでしょう。子どもを預けて仕事に出ることは、辛いこともたくさんありますよね。
でも、“自分が仕事をすることで、子どもに将来良い影響を与えるかもしれない”という今回の研究は働くママの励みになったのではないでしょうか。
子どもとの時間はかけがえのない大切なものということを踏まえた上で、働いているママ達は、自信を持って仕事に取り組んでくださいね!