毎日1つ知っても知らなくてもいいような、ゆる~い豆知識をお送りするこの企画。 「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 鉛筆の断面が六角形なのか?その秘められた工夫についてです。
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鉛筆が六角形なのは“持ちやすさ”と“転がりにくさ”を考慮して採用されたもの
鉛筆の形がなぜ六角形なの考えたことはありませんか?
色鉛筆も同じようなものなのに丸い形をしているのも気になりますよね。
実はそれぞれの形にはしっかりと計算された理由があるのです。
元々鉛筆の断面も色鉛筆と同様に丸い形が一般的でした。しかし、筆記具は主に親指・人指し指・中指の3本で持つために、断面が3の倍数だと持ちやすい、また平らな面があることで転がりにくくなるのではないか、という提案があり、それを採用。一時は三角形の鉛筆も販売されましたが、なぜかあまり人気が出ず、鉛筆は六角形が一般的なものとなりました。
一方色鉛筆の芯は、鉛筆にくらべて太く柔らかいという性質があります。軸を六角形にしてしまうと軸の木の薄い部分に力がかかることで、芯が折れやすくなり、軸を太くすると持ちにくくなってしまいます。
そのため、断面を丸くすることで軸の厚さを一定にし、折れにくいようになっています。故に色鉛筆は丸い断面が一般的なのです。
何気なく使っている物も、その背景や形の意味を知ることでなんだか愛着がわいてきそうですね。