夏になると食べたくなるものといえば、焼肉である。ジューシーなカルビ、繊細な旨味のロース、食感とレモンの酸味がたまらない牛タン、食べれば食べるほどエキスがあふれるホルモン系、どれを食べてもスタミナがつきそうだ。
・焼きすぎるとダメ!?
そんな焼肉だが、皆さんはどの程度、火を通して食べているだろうか？ 店によっては「軽く火を通しただけで美味しく食べられますよ」というところもあるし、グルメな人が「サッと表面だけ焼いて食べるのが一番ウマイ!! 焼きすぎると肉汁が出ちゃってもったいない!!」と言っているのも耳にする。
・「軽く焼いて食べる」は間違い
しかし、焼肉ばかり食べて35年の焼肉マニア、乙武健二さん(46歳)によると、「軽く焼いて食べる」は間違いだという。え？ 今までカルビやロースはサッと火を通しただけで食べていたけど、間違いだったの!? 以下は乙武さんのコメントである。
・焼肉マニアのコメント
「焼肉をレアで食べてるヤツはおかしい。プロは徹底的に焼いて食べる。なぜなら、焼肉の旨味は焼くことで生まれるんですよ。しっかり火を通すことでタレが焼けて香ばしさを増し、肉汁が溶けて肉全体に浸透するんです。肉汁がしたたっても、余計な脂が落ちただけで旨味は消えません。むしろ火を通さずレア部分を残したまま食べると肉汁が旨味に変化できず、本来の美味しさが得られません。