もう一度「自分」を頑張る勇気をくれた『フルーツバスケット』

| あにぶ
フルーツバスケット(C) 高屋奈月/白泉社・テレビ東京・NAS・フルバ製作委員会

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人生を変えたアニメ、紹介します空屋は『フルーツバスケット』。

2001年7月~12月まで放送された全26話からなるアニメ。

主人公:本田透と動物憑きの草摩家面々の交流を描いた物語が、どう人生を変えたのか?

―はじまり、はじまり。

■全ての始まり

アニメを見ていないわけではなかったのですがフルバが放送された当初、空屋の中でアニメが生活を占める割合は低いものでした。なぜなら、勉強重視の我が家にとってアニメは小さい子供が視るものだから。

部活と勉強の両立でも手一杯だったこともあって、アニメとは縁遠い生活を送ることに疑問は感じていませんでした。

そんな生活に転機が訪れたのは、『フルーツバスケット』が放送開始をした当日。

透明感のある歌声と共に始まるオープニング。

今まで見ていたアニメと何だか違うぞ?と思っているうちに第1話へ。

そこからは、あっという間の30分でした。登場人物達が近い歳だったということもありますが、幸せな人生を送るはずの主人公が最初から前途多難というのが衝撃的で。

そんな状態の中でも笑える透さんに、気付けば釘づけとなっておりました。

■「大丈夫だよ」

仮住居が土砂に埋もれ、草摩家へ居候。お世話になる草摩家の面々は、一癖二癖もある人達ばかり。

ホームコメディ要素もあり、シリアスもありな展開に目が離せないフルバでしたが、やはり決定打は透さん。

人間関係が苦手だったこともあり、彼女の言葉には助けられっぱなしでした。

「例えば人の素敵というものが、オニギリの梅干のようなものだとしたら―」

このオニギリに例えた名言以外にも、フルバには素敵な言葉がたくさんあります。

その数々は、透さんを含む登場人物達がそれぞれの心の傷に逃げずに向き合った証。

最終話、苦しみながらも全てを受け止めた透さんの姿は涙なしでは語れません。

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