毎日1つ知っても知らなくてもいいような、ゆる~い豆知識をお送りするこの企画。 「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 一部地域で『サンライズ』と呼ばれている誰でも知っている食べ物についてです!
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関西・四国・中国地方の一部では、メロンパンを『サンライズ』と呼んでいる。
日本発祥の菓子パンの一種であり、パン生地の上に甘いビスケット生地(クッキー生地)をのせて焼くのが特徴であるメロンパン。
とある地域(関西・四国・中国地方の一部)では、これを『サンライズ』と呼称する習慣があるのですが…。
実はその習慣にはメロンパンの“歴史”が関係しているのです。
1960年頃に開発された当初のメロンパンはラグビーボールのような紡錘形であり、パン生地にはビスケット生地を使わず、油脂類を多めに配合し、中身にマーガリンを加えた白あんが入っていました。
一方1935年頃には、日の出の形を真似て円形で上にビスケット生地を被せたサンライズがすでに誕生していました。
このサンライズとメロンパンは全くの別物だったのですが、マスクメロンに形が似ているサンライズも混同されてしまい、メロンパンと呼ばれるようになりました。
それが一般化するにつれ、旧来のラグビーボール型のメロンパンは次第に減少していってしまったのです。
神戸や京都などではサンライズを「サンライス」と呼ぶ人も少なくないようです。
また、東京でも出店されているパン屋さん『アンデルセン』や『リトルマーメイド』は本社を広島県に持つため、サンライズが販売されているのを見ることが出来ます。