空気を極めて低い温度にまで冷却し、それが液体に変わる温度の違いを利用して空気中の他の成分を取り除いて生産された、液体化した窒素である“液体窒素”。その温度は-200℃にもなります。 みなさんも「液体窒素の中にバラをいれるとパリパリに凍ってしまい、握っただけで割れてしまう…」 なんて映像一度は目にしたことありますよね。 では、そんな極低温の液体窒素の中に、手を入れた場合どうなってしまうのか… とある男性がそんな無謀で危険な実験に挑戦しました。 「絶対に真似してはいけない」そんなフレーズから始まる実験動画をどうぞご覧ください…。
Hand vs. Liquid Nitrogen
出典： YouTube
「めっちゃ冷たい…でも大丈夫だった！！！」
なぜ男性は無事だったのか…
これは『ライデンフロスト効果』という科学現象によるものによって引き起こされた実験結果なのです。
液体窒素は生体組織に付着すると容易に凍傷を引き起こします。
しかし、液体窒素の沸点は-196℃であるため、皮膚に張り付く前に液体窒素が気化し、皮膚と液体窒素の間に絶縁蒸気層ができたため、液体窒素が直接肌に触れることはなかったのだそう。
つまり、一瞬なら大丈夫かもしれないけど、ずーっと浸けてたら間違いなくとんでもないことになります。