「モニタリング」2時間に枠拡大に「木部さん寒い」「やらせ臭ハンパない」と視聴者から疑問の声

「モニタリング」番組公式HPより

 タレントのベッキー(31)とお笑いコンビ・ブラックマヨネーズが司会を務める『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)が、2015年10月期から2時間に拡大されることが、7月22日に明らかになった。ゴールデンタイムに2時間枠のバラエティ番組をレギュラー放送するのは異例の挑戦。しかし、ネットでは同番組について「すでにマンネリなのに大丈夫?」と不安視されている。

 同番組は「もしも○○だったら、アナタはどうする?」をコンセプトに、対象の人々がどのような行動を取るのかを隠しカメラで観察する番組だ。2012年10月から2013年3月までは毎週水曜日の深夜に放送されていたが、翌4月からは毎週木曜日の19時56分から1時間枠で放送されている。

「でしゃばってる」と指摘され始めたベッキー

 最近では、司会のベッキーが地味なキャラクター「木部さん」に扮してあちこちに出没するコーナーや、お笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸(44)が本物そっくりのゴリラの着ぐるみ姿で動物園に潜入する様子を観察する企画がレギュラー化しており、3月26日放送の特番では平均視聴率14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。この実績から同局では看板番組として期待され、2時間枠拡大が決定したという。

 しかし拡大放送の理由は、後番組『木曜ドラマ劇場』が廃枠されるため。この枠では現在、女優・蓮佛美沙子(24)主演の『37.5℃の涙』が放送されているほか、過去には『渡る世間は鬼ばかり』や『3年B組金八先生』など人気シリーズを生み出してきたが、近頃は低視聴率続きとなっていた。ネガティブな事情からの『モニタリング』拡大について、ネットには

「ドラマ枠なくしてまで? うわーないわ」
「昔は視聴率取れるのあったじゃん。TBSもう少しドラマで頑張ってほしかった!」
「この番組自体飽きて見てない 人騙して喜んで、見てて気分悪い時もある」
「深夜のときは好きだった。最近は…。 2時間にして何するの?」
「今はやらせ臭が半端ないのでつまらない」
「毎週企画変わるならまだしも、同じこと毎回毎回やって馬鹿じゃない?」

 などと批判が殺到している。また、

「内輪ノリもつまらん」
「モニタリングファミリーが変装してるのは つまらない暴走でシラケる」
「ファミリーファミリー言ってて視聴者が置いてかれてる感」
「木部さんが寒すぎてみていられない」
「木部さんと言うよりベッキーを外して下さい」

 というように出演者と視聴者との温度差を指摘する声や、近頃さまざまなバラエティ番組で「でしゃばっている」など反感を買っているベッキーへの厳しい声が上がっている。

 しかし、中には番組はつまらないとしながらも、「でも打ち切りになるいいきっかけだよね? 1日でも早く終わってほしいからむしろ朗報かも」と、逆転の発想でポジティブに受け止める者も。10月からの新生『モニタリング』は、バッシングの嵐を吹き飛ばす番組作りを強いられているようだ。

(文/一樹守)

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