[NEWSショーマニズム宣言!]

【ジャニーズ】父が官僚のトップに就任で「嵐」櫻井翔が将来の社長候補に浮上!?

名門一家の櫻井翔

「櫻井翔さんが、櫻井・新事務次官の息子であります。(略)櫻井翔さんの”父”と(新聞の)小見出しがあり、ちょっと気の毒に思いました」

 とは、高市早苗総務相。世間を騒がせている総務省人事(注1)についてクギを指した格好だ。官僚の頂点となる事務次官に対して、<息子の七光り>的な表現は失礼ではないか?…と。

 しかし、やはり話題がそこへ行ってしまうのも無理はない。「総務省」の事務次官に就任した櫻井俊氏(62)の息子・櫻井翔(33)は、アイドルの頂点であり、芸能界全体でも抜群の人気を誇る「嵐」のメンバー。トップアイドルの父親が、官僚のトップに就任したのだから…。

 櫻井俊氏は東大法学部から1977年に旧郵政省に入省。総合通信基盤局長などエリートコースを着実に歩んで、晴れて総務省事務次官に。頼まれればカラオケで「嵐」の曲を歌ったりする気さくな人柄だという。櫻井家は長男の翔を始めとして、長女の舞は日本テレビのディレクター、次男の修が慶應大学ラグビー部で活躍している華麗な一家だ。

最強となった櫻井翔の「箔」

 そもそも櫻井翔自身が、ジャニーズJr.時代から「慶應に通っているジャニーズ」として有名だった。嵐は1999年のデビューから大ブレイクまで10年近くかかったが、その前から櫻井翔には、NNN『NEWS ZEROの』キャスター等、従来のアイドルでは考えられなかった知的な仕事が舞い込んでいた。また今後も嵐であり続けることを明言しているが、同時にジャーナリズムや政治への関心も隠していない。

 そんな櫻井翔本人の資質に加えて、電話、テレビ、ネット等を統括・監督する「総務省」のトップに父親が就任。アイドルとして、テレビに出演する芸能人として、ニュースキャスターとして、これ以上ない箔(ハク)が付いたわけだ。

「一部で騒動になったジャニーズ事務所の後継者争いも、藤島ジュリーさんが次期社長になる方向で落ち着きそう。そのジュリーさんが最も力を入れ、可愛がってきたのが嵐。一部には、“ジュリーさんの次は櫻井翔”なんて声も聞かれます」(芸能ライター)

 とはいえ櫻井翔は頭が高いワケでも無く、性格の悪い男でもないのは、嵐のメンバーの証言通り。むしろ、ある種天然な面白さを持っている。

 筆者も居た、あるコンサートの打ち上げ会場でのこと。嵐のメンバーが濡れた髪にジャージ姿で挨拶にやってきた(注2)。汗だくになった直後にあわててジャワーを浴びたのだから、無理もない。が、ただ一人の例外が。なぜか櫻井翔だけがバスローブをまとったまま——にこやかに挨拶回りをしていた。

 エリートでありながら庶民的で面白い。今後も、そんな人柄を活かした活躍を櫻井翔には期待したい。あ、もちろんパパも。

(注1)総務省人事…旧自治省からの次官が続いたため、旧郵政省出身者にとっては、待望の櫻井次官の誕生となった。
(注2)打上げの挨拶…バックステージでも嵐の礼儀正しさ、メンバー間の仲の良さは変わらず。さすがトップアイドル。

著者プロフィール

コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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