カーボンといえば、剛性が高く軽量な素材として自動車や自転車など様々な場面で利用されている。このカーボンも以前よりは加工の難易度や価格が落ち着き、様々なプロダクトで使われるようになってきた。John Paul Easleyはそのカーボンの加工技術を研究し、叩いて鍛え(鍛造)つつ、3次元加工も施すことを可能にする方法を編みだしたのである。
■ カーボン加工の高い技術力
カーボンは剛性が高く引張力に強いが、圧縮力や剪断力には弱いというかなり特殊な材料のため加工するにはかなりの知識と技術、ノウハウが必要になる。
カーボン製の指輪やアクセサリーも探せば少なくはないだろうが、それは鍛造ではなく型を使って起こしているものがほとんどだろう。
工業製品として量産を前提とするならば普通は型を起こして作る。それに対してこの『Carbon6』の指輪は叩き鍛えるという、あえて非効率、かつ難易度の高い方法で指輪を作っているのだ。
■ 蓄光塗料へのこだわり
この指輪の内側には蓄光塗料が塗布されており、暗いところでは内側のみが青い神秘的な色に光るようにデザインされている。
ここで用いている蓄光塗料にもこだわりがあった。蓄光塗料には様々な種類があるが、この『Carbon6』では身体に無害な材料で、スイスの高級腕時計メーカーでも用いられているものを使っている。
ロレックスでいうところの『ルミノバ』や『クロマライト』のようなものであると考えられるだろう。