【アニメ漫画キャラの魅力】姑の鏡!「友蔵」の妻にして「ひろし」の母「さくらこたけ」の魅力とは?『ちびまる子ちゃん』

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 主人公「さくらももこ」の祖母「さくらこたけ」。夫の「友蔵」と共に、息子「ひろし」の家族と同居しています。漫画の中で重要なポジションにある夫「友蔵」の出番に比べると、普段はセリフも決して多くはなく、さくら家メンバーの中では後ろに隠れた存在とみる人も多いです。しかしこのおばあちゃん、ちびまる子ちゃん一家の中の隠し味的な存在とも言えるのです。今回は、そんな「さくらこたけ」の魅力についてご紹介いたします。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■姑としての嫌味が全くない!

 漫画といえども感心して止まないのは、このさくらこたけは、息子家族との同居で一日中嫁のすみれと同じ屋根の下にいるにもかかわらず、全く姑としての意地悪がないのです。それどころか、いつも嫁すみれの事を「お母さん」と呼び(他の皆も同じですが)、主婦の立場としていつもサポートしてあげているのです。姑として理想的なおばあちゃんといえるでしょう。

■年寄りの“味”を無表情で出す

 いつも着物を着ているこたけ。普段は夫の友蔵と一緒に自分達の部屋で過ごしています。まる子が時々暇を持て余して部屋に遊びに来ると、いつも孫思いの良いおばあちゃんぷりを魅せてくれます。特にボケもなく賢く、年寄りの民間療法や昔の知恵を披露しては孫たちを感心させ、視聴者もつい彼女の知恵に知らぬうちに引き込まれているのです。カルメ焼きを作る場面では、まる子のみならずクラスメートにも親切に教え、年寄りの力と魅力を示しましたね。

■あの友蔵にしてこの妻あり

 ちょっとボケが来たのかなと心配させられる夫「友蔵」に寄り添い、いつも穏やかに賢く支える「こたけ」。物忘れの多い友蔵に対し、静かにハッパをかけたり突込みを入れたりしています。この妻によって友蔵は平和に暮らせているのかもしれません。リアクションの大きい友蔵と相反し、淡々とした表情で適切な発言をするこたけ。何にも動じないこのおばあちゃんは、さくら家においてもっとも“できる女”ではないかと、一目置いてしまいます。

 時代を感じる日常あるあるギャグ一家の中で、冷静に突っ込みを入れる頼れる存在「さくらこたけ」。ぜひ彼女の魅力に注目しながら『ちびまる子ちゃん』をお楽しみ下さい。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ハナブキ(キャラペディア公式ライター)

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