就職活動のために、インターンシップへ参加した学生にインタビューを実施する本連載。今回は、慶應義塾大学 4年生の杉田さん(仮名)に話を伺った。
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コンサル企業で3日間の短期インターンに参加―― どのようなインターンに参加しましたか?
もともと大手企業でのインターンを考えていましたが、企業を調べているうちに、大手企業を取引相手に持つコンサル企業にも興味を持ちました。業務内容を理解する目的で、3日間のサマーインターンに参加しました。
―― 課題はどのようなものでしたか?
実際に存在する某大手企業の成長戦略計画をチーム毎に立案し、最終日に現役のコンサルタントに対してプレゼンテーションを行うといったものでした。
初日の午前中は分析に必要な知識としてフレームワークを座学で学習し、残りの2日は調査資料のデータを元に、チーム単位でワークを進めていきました。チーム1つにコンサルタント1人がつき、実践的なアドバイスをもらいながら進めていくものでした。
現場で感じた「コンサルタントとしての心得」
―― インターン経験で何を得ましたか?
与えられたデータを整理した上で問題点を洗い出し、スピーディーに的確な施策を考えるには『仮説思考』がいかに重要か学びました。ビジネスに必要なスキルの一面を感じ取れた貴重な体験だったと思います。
スキル面以外にも、社員の方達の個々のレベルと意識の高さを実感できたのも良かったです。最終日のプレゼンに対するフィードバックはかなり厳しいものでしたが、コンサルタントは一人一人が資源であるからこそ、個人に高いレベルのプロ意識が求められるのだと実感しました。