究極の素朴な可愛さ!清原ひとしが描いた戦前の絵本の郷愁に癒される…

| Japaaan
究極の素朴な可愛さ!清原ひとしが描いた戦前の絵本の郷愁に癒される…

昭和初期の日本画家、清原斉(きよはら ひとし)氏は明治29年(1896)茨城県に生まれました。松本楓湖、堅山南風に日本画を学びながら、文章や詩を北原白秋、鈴木三重吉に師事しました。日本美術院の公募展である院展で度々入選し、昭和31年(1956)には同人に選ばれています。

本格的な日本画の制作の一方で、子ども向けの童話の挿画や漫画も数多く残されているのですが、これが素朴な可愛さにあふれています。

戦前の子どもたちの遊びや暮らしの様子が優しい色使いで描かれた絵本は、いま見ても新鮮な可愛らしさでいっぱい。女の子はみんなワカメちゃんカット、男の子の襟足もジョリジョリ青く刈られています。着ているものは着物の子がいたり、洋服にエプロンの子がいたり。片隅には日本の伝統的な玩具が描かれています。

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