13日、14日がピーク!ペルセウス座流星群を見るコツ
皆さんは流れ星を実際に見たことはありますか?まだ一度も流れ星を見たことが無いという方にとっては、夏が最大のチャンスとなります。
…というのも、毎年お盆の時期(8月中旬)にかけて、「ペルセウス座流星群」の活動が活発になり、夜空には普段より多くの流れ星が出現するからです。
そこで今回は、ペルセウス座流星群を見るためのコツをご紹介したいと思います。
■ ペルセウス座流星群とは
ペルセウス座流星群は、毎年安定して多くの流星が見られることから、1月上旬に見られる「しぶんぎ座流星群」、12月中旬に見られる「ふたご座流星群」と並んで、三大流星群の1つに位置付けられています。
時期としては、7月下旬から8月下旬にかけて現れ、例年8月12~14日頃にピークを迎えます。数は1時間あたり数10個から、多い時には100個以上出現することもあります。
このように毎年一定の数の流星が見られるうえに、外で見ていても暖かいお盆休みの時期にも重なることから、観測にチャレンジしやすいということで人気の高い流星群として知られています。
■ 流星群が見られる仕組み
「○○座流星群」と呼ばれるものは、地球の公転軌道付近を通過する特定の彗星(すいせい)がまき散らしたチリが地球の大気圏内に入ってきた際に発光し、まとまった流星として見られるものです。
夜空のある一点から放射状に流れるのが特徴で、その一点が○○座の領域内にあることからこのように名づけられています。つまり、ペルセウス座流星群というのは、文字通りペルセウス座の領域内に中心点があって、その方向から流れてくる流星群になります。
ちなみに、ペルセウス座流星群の場合は、133年周期で地球に接近する「スイフト・タットル彗星」がもととなっており、その軌道が地球と交差するのがちょうどペルセウス座の方向にあたることから、そこを中心に流れてくるように見える…という仕組みです。
■ どのように見られるの?
この時期のペルセウス座は、日没から深夜にかけて北東の方角で高度を上げていきますので、流星群を見るには午前0時~明け方にかけての時間帯がおすすめです。
ペルセウス座付近を眺めているのが流星を見つける早道ですが、それ以外の方角にも現れる可能性は大いにありますので、視界が広く開けたところで見るのが良いでしょう。
なお、今年(2015年)のピークとなるのは8月13日の15時頃ですが、13日と14日頃の深夜から未明にかけては十分に期待できるでしょう。特に今回は月明かりも少なく、ここ数年の中ではまずまずの好条件だといえます。
■ ペルセウス座の物語
ギリシア神話に登場する英雄「ペルセウス」は、大神ゼウスとアルゴス王の娘との間に生まれました。
神々のアイテムを持った彼は、見た者をすべて石に変えてしまうという恐ろしい怪物メデューサを退治します。さらに、その血から生まれたとされるペガサスに乗って帰る途中、海獣(お化けクジラ)への生け贄として捕らわれていたエチオピアの王女アンドロメダを助け出したことをきっかけに、やがて2人は結婚したのでした。
このような逸話もあって、夜空に浮かぶペルセウス座は、右手に剣と左手にはメデューサの首を持った姿をしています。
メデューサの首の部分にあたる星「アルゴル」は、アラビア語で「悪魔の頭」という意味を持ち、およそ3日の周期でその明るさを2.1等~3.4等に変化させる変光星としても知られています。
■ まとめ
夏の夜空の風物詩ともなっているペルセウス座流星群。毎年たくさんの流星が出現することから、天文ファンのみならず多くの方に親しまれています。
2015年は8月13日~14日の深夜が一番の見ごろとなり、月明かりも少ないことから絶好のチャンスとなっています。ちょうどお盆の時期にあたりますので、たまには山にでも遊びに行って、夜更かししつつ北東の空を眺めてみるのもいいのではないでしょうか。
(文/TERA)
●著者プロフィール
小さい頃から自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。