出生率を世界各国で比較! 世界のお母さんはいくつで出産している!?
日本では出生率が下がっていて、このままだと日本の人口はどんどん減っていくなんて話があります。政府でも「少子化対策を急がねば!」なんていわれています。では、日本の出生率を世界各国と比べてみるとどのようになるのでしょうか!?
■日本の出生率は「1.40」! 「30-34歳」で出産数が多い!
「世界の統計2015」の中に「母の年齢別出生率」というデータがあります。この中に世界48カ国の「出生率」を比較したデータがあります。まず、日本のデータを見てみましょう。
日本の「出生率」(合計特殊出生率)は「1.40」となっています。これは、簡単に言うと「1人の女性が生涯に出産する子供の人数」です。ですから、日本人女性は生涯に子供を「1.4人」出産することを意味します。子供はたいてい「1人」ということですね。
次に各年齢別の出生率を見てみましょう。これは、各年齢で女性1,000人当たりで何人の子供が生まれているかというデータです。
■日本人女性の年齢別出生率(1,000人当たり)
19歳以下(15-19歳):4.4人
20-24歳:32.4人
25-29歳:87.2人
30-34歳:97.9人
35-39歳:49.5人
40-44歳:9.2人
45歳以上(45-49歳):0.2人
このデータから、日本人では「30-34歳」のお母さんが出産する子供が多いことが分かります。晩婚化、また医療の発達で出産年齢は高くなる傾向がありますから、年齢別出生率のピークは後ろにずれるかもしれませんね。
■世界各国の年齢別出生率の比較!
では、他の国ではどうなっているのでしょうか。まず、1人の女性が生涯に産む子供の人数を表した「合計特殊出生率」に注目すると……。
■「合計特殊出生率」の多い国 Top10
第1位 パキスタン……3.79人
第2位 エジプト……3.42人
第3位 イスラエル……3.00人
第4位 ベネズエラ……2.47人
第5位 マレーシア……2.17人
第6位 アメリカ……2.08人
第7位 ニュージーランド……2.05人
第7位 トルコ……2.05人
第7位 アイルランド……2.05人
第10位 フランス……1.99人
この総務省統計に挙がった48カ国で比較すると1位は「パキスタン」でした。「先進国では少子化が進む」なんていわれますが、このTop10の中には「アメリカ」「フランス」など先進国も入っています。女性が生涯に産む子供はアメリカでは「2人」を超えています。フランスも「1.99人」ですからほとんど2人ですね。
次に年齢別の出生率(女性1,000人当たり)を見てみましょう。お母さんが若いうちの子供を持つ国では「ベネズエラ」がぶっちぎりで多いようです。
■ベネズエラ人女性の年齢別出生率(1,000人当たり)
19歳以下(15-19歳):101.9人
20-24歳:135.0人
25-29歳:115.8人
30-34歳:83.2人
35-39歳:44.4人
40-44歳:12.9人
45歳以上(45-49歳):1.5人
上で紹介した日本のデータと比較してみてください。19歳以下の女性が出産する子供が48カ国の中で一番多いことにも驚きますが、その人数は日本の23倍にもなります。
■アメリカ人女性の年齢別出生率(1,000人当たり)
19歳以下(15-19歳):41.5人
20-24歳:103.0人
25-29歳:115.1人
30-34歳:99.3人
35-39歳:46.9人
40-44歳:9.8人
45歳以上(45-49歳):0.6人
ちなみにアメリカではこうなっています。アメリカでは「25-29歳」の女性が産む子供の数が最も多いのですね。
■フランス人女性の年齢別出生率(1,000人当たり)
19歳以下(15-19歳):9.4人
20-24歳:59.0人
25-29歳:131.9人
30-34歳:128.0人
35-39歳:57.0人
40-44歳:12.8人
45歳以上(45-49歳):0.7人
フランスでもアメリカ同様に「25-29歳」が一番多いという結果です。
出生率で比較すると、日本は世界でも低い方になります。お上がいろいろ気をもんでいるようですが、こればかりは国民の気持ちに左右されます。「子供をたくさん産みたいな」と思える環境が整わないと難しいのではないでしょうか。
*……「合計特殊出生率」と「年齢別出生率」の正確な意味については、以下を参照してください(総務省統計局のサイトより引用)。
●「合計特殊出生率」(total fertility rate)
1人の女性がその年次の年齢別出生率で一生の間に産むと仮定したときの平均子供数で、年齢別出生率(age-specific fertility rate)の合計。
●「年齢別出生率」
ある年齢の母が1年間に産んだ子供の数を、該当年齢の女性人口で除した数(1,000人当たり)。ただし、19歳以下は15〜19歳女性人口、45歳以上は45〜49歳女性人口により算出している。
⇒データ出典:総務省統計局「世界の統計2015」内「母の年齢別出生率」(2-15)
http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.htm
(高橋モータース@dcp)