知っているようで知らなかった、逆子との向き合い方

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妊娠中の女性にとって、自分の子どもが逆子と診断されると、不安になるもの。妊娠後期になると通常、大きくて重たい頭を下にした頭位という姿勢に落ち着くのですが、何らかの原因で頭を上にした骨盤位(逆子)になってしまうことがあります。そんな逆子では、どのような方法での出産になるのか、また治療することは可能なのか、医師に伺いました。 逆子の出産は、やっぱり帝王切開? まずは、逆子(骨盤位)の種類を見てみましょう。じつは。逆子と、ひと口にいってもその状態はいくつかあるのです。
<逆子(骨盤位)の種類>
お尻が下:臀位
ヒザが下:膝位
足が下:足位

これらの種類に加えて、次の要素を考慮のうえ、経腟分娩になるか、あるいは帝王切開になるかを決定します。
<分娩方法の判断材料>
・逆子の種類
・赤ちゃんの成長具合
・骨盤の形
・骨盤のサイズと赤ちゃんの頭の大きさのバランス
・産道のやわらかさ
……など 帝王切開になる、3大要因 1.子宮奇形(子宮筋腫、子宮がハートの形になっている双角子宮など)
2.前置胎盤などの胎盤位置異常
3.子宮内胎児発育遅延や多胎妊娠
上記のように、骨盤位になっている原因が明確な場合、妊娠中、比較的早い時期から帝王切開での分娩が決まることも。いっぽう、経腟分娩できると判断された場合でも、分娩の途中で赤ちゃんの容態が変化したり、分娩の進行が止まってしまったときは、帝王切開に切り替えることもあります。 逆子は自然に治る可能性も!? 27週までなら治癒する可能性があります。それは、この時期であれば十分に羊水の量があり、赤ちゃんが動きやすいことが考えられます。しかしながら、35週目以降では自然治癒力が難しくなってきます。この段階までくると、赤ちゃんがずいぶん大きくなり、かつ羊水の量が減ってしまうためです。
もし、妊娠末期で骨盤位が見られた場合(約5%の確率で起こる)、逆子体操や外回転術などで胎位矯正を試みるケースも。 逆子体操に科学的根拠はなかった!? ただし、逆子体操にはなんと科学的根拠がない、というのが現状です。それでありながら、改善されたケースも多々あるためよく取り入れられるようです。また、リスクも少ないので、試してみる価値はあるといえるでしょう。 医師からのアドバイス 出産が近づいても逆子が治らないとき、特に心配なのが、陣痛が起こる前に破水してしまう前期破水です。破水が起こると、それに伴って臍帯下垂や臍帯脱出(へその緒が赤ちゃんよりも先に出てしまい、圧迫されることで赤ちゃんが危険な状態になる)が起こる可能性があります。
陣痛が起こる前に「破水かな?」と思うことがあったら、すぐに受診するようにしましょう。

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