逆らえば激怒し脅迫…「毒親」「毒家族」からの脱出劇 (2/2ページ)

新刊JP

こういったこともあってゆがみちゃんは家にも学校にも居場所を見つけることができず、成長するにつれて、家を出て自由になることを強烈に願うようになりました。

 しかし、「毒親」や「毒家族」の恐ろしさは、反対を振り切って強引な形で家を飛び出してからも変わりません。
 何かあると電話をしてきては、「家に戻ってこい」「親の言うことを聞けないならお前を殺してやる!」と脅迫まがいのことを言われ、仕事先の電話番号まで突き止められてしまいます。必然的に、生まれ育った関東を離れ、職を転々とすることになったゆがみちゃんでしたが、家族と完全に関係を断つということは、口で言うほど簡単なことではありません。やがて、どうしても実家に連絡をしないといけない時がやってきます。
 それは「結婚」です。
 ゆがみちゃんの両親になんとしても挨拶をしたい恋人とその家族を、絶対に会わせたくないゆがみちゃんはどのように説得したのでしょうか?そこには結婚という「異文化」が混じり合う行事が浮き彫りにする「家族の問題」が横たわっています。

 「親から自由になりたい」という願いと、「親からは逃れられない」という呪縛、また「親のように生きたくない」という反発と「そんな親の資質を受け継いでいる自分」。
 『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』には「毒親」「毒家族」を持つ人の苦しみと葛藤が詰まっています。
 自分の親に対して「ちょっとおかしいんじゃないか?」と疑問を持つことは辛いことかもしれません。しかし、そのままにしておくと親は子の人生を食いつぶし、台無しにしてしまいます。自分の未来を守るために、そして家族や知人を守るために、こうした「毒親」「毒家族」の知識は持っておいた方がいいのかもしれません。
(新刊JP編集部)

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