松嶋菜々子にハセキョーに「劣化」の声が続出…年相応が許されぬ芸能界の風潮 (2/2ページ)
長谷川といえば、かつてカリスマモデルとして『CanCam』(小学館)などで活躍し、その圧倒的な人気によって「はせきょー現象」と呼ばれる社会現象まで巻き起こした。2004年にはCM契約数1位となって「CM女王」の座を獲得し、さらには女優としても注目を集めた。
現在は実生活で二児の母となり、今春に放送されたドラマ『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』(TBS系)でも母親役を演じるなど年齢に合った路線にシフト。だが、どうしても全盛期のイメージが強く残っているため、変貌ぶりに驚いてしまう人が多かったようだ。
「若さ至上主義」から脱却なるか
現代は「若さ至上主義」ともいうべき世の中になっており、特に芸能界は顕著にこの傾向が強い。美人どころの女性タレントは若く見えることが何よりもステータスとなる。ゆえに女優たちは20代のような若さをいつまでも維持しようとするが、人間ならいつかは限界が訪れる。
「本人的にも『若づくり』は難しいと判断し、年相応の見た目にシフトしようとすると急激に見た目が変わってしまうため、それが世間の『劣化』という声を呼び起こしてしまうのでしょう。本来なら無理せず見た目年齢を徐々に上げていければいいのですが、業界内でタレントは『商品』ですから、それが限界まで許されない風潮がある」(芸能関係者)
松嶋にしても長谷川にしても確かに見た目は急激に変化したが、整形手術などで無理に若さを保とうとするよりもむしろ潔く、アラフォーのありのままの姿でファンを引き付けるだけの魅力がある。
松嶋に関しては『レッドクロス』の好演によって、一部業界で『大女優の貫録が出てきた』とも評されているほどだ。長谷川についても同様に、全盛時代のチャラチャラしたイメージから落ち着いた大人の女に変わってきたという見方もできる。
しかし、あまりに急激な移行だったために世間のイメージとのギャップが生まれてしまったのが「劣化」騒動の真相といえる。
「劣化」の悪評を乗り越えて、大人の女優として評価を勝ち取ることができるのかどうか。この二人の行く末は世の女性たちにとっての指標にもなりそうだ。
(取材・文/佐藤勇馬)