【親子の外出マナー編】あなたは電車内でこんな時、子どもを立たせる or 座らせる?
筆者が田園都市線で見たある光景です。5歳くらいの子どもが立っていました。それを見た50代前半のおばさんが「僕、どうぞここに座って」と席を譲ろうとしました。母親はお礼も言わずに子どもを座らせました。
お礼を言わない母親に問題を感じる人がほとんどかと思いますが、そもそも電車に乗った際、子どもは何歳までなら座らせるべきなのでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が電車内での親子の躾とマナーについてお話します。
■子どもは車内で座らせるべきなの?
“子どもは電車賃を払っていません、あるいは半額だから座る権利はありません”という考え方もあります。けれども、実際は車内で2~3歳の子を立たせているのは危険だったり、逆に他の人に迷惑をかけてしまうこともあります。
それに相手の年齢と子どもの年齢でとるべき行動は変わってきたりします。
例えばこんな場合…
・70歳の老人VS.2歳児
・90歳の老人VS.0歳児
・杖を突いている人VS.妊婦さん
100歳の老人が5歳の我が子に席を譲ろうとしたら「いえいえ、大丈夫ですから」とたいていの人は断るかと思いますが、何とも微妙な関係の場合、悩みますよね。
大人同士でもママが座っていて、前に50歳~60歳のおばさんが立っていたらどうしますか。本当の年齢はわかりません。あなたの判断で顔の皺や白髪の本数で年齢を想像して席を立ったり、座ったままでいたり……。
「もし、譲ったら相手を年寄りだと見ていることになり失礼にあたらないだろうか」とも思い躊躇してしまうものです。
■電車内での「躾とマナー」
5歳児を座らせたママは、せっかく譲ってくれた相手に断るのは悪いと思って、好意に甘えたのかもしれません。でも、他人に悪いかどうかより、ここは“子どもの教育のためにも”席を譲られたら断った方がよかったのではないでしょうか。
2~3歳児に比べ、5歳児は体も骨もしっかりしてきてある程度の我慢もできる年齢です。手すりにつかまっていれば1人でも立っていることはできるでしょう。
でも、譲ってくれた相手にあからさまに「いえいえ、うちは子どもには電車内で席に座らないように教育していますから」では相手に悪い印象を与えてしまいます。場合によっては相手の方は席を譲ろうとした自分を責めてしまうかもしれません。
こんな時は「いえいえ、もう少しで降りますから大丈夫です。ありがとうございます」と笑顔でお断りしましょう。もし降りる駅がずっと先だったら面倒でも、相手に嘘をついたことにならないように一旦次の駅で降りて違う車両に移ってはどうでしょうか?
ただ、子どもの体調が悪い、心臓が弱いなど病気を持っている場合は別です。困っているときはお互い様の社会ですからご厚意に甘えても良いでしょう。
いかがでしたか。
子どもを連れて電車に乗ると、席を譲られたりすることがあるかと思いますが、もし譲っていただいた場合、“子どもだから座らせてもらって当然です”の態度だけは止めましょうね。
せめて「ありがとうございます」と親だけでなく子どもにもお礼を言わせる躾を小さいうちからしていきましょう。