薄毛治療薬の定番、フィナステリド製剤は精子に影響する!? (2/3ページ)
しかし本人の自由意思だからこそ、その安全性に対してもきちんと情報提供を受け、理解した上で使用する必要があります。
フィナステリド製剤は精子に影響を与える! 海外の不妊治療の中で、多くの男性がフィナステリド製剤を服用して症例が増加したことから、過去に知られていなかった問題が出てきています。
日本の研究でもフィナステリド製剤の服用により、精子の数の減少や精子のDNAにダメージを与える可能性、無精子症のレベルまで悪化させる可能性が報告されています[※1]
AGAは思春期以降に発症するため、容姿に注意を払い、対策をとることを希望される患者様は丁度、結婚の適齢期や妊活に取り組む世代の方々が多くなります。
フィナステリド製剤の効能書のその他の副作用には
・1~5%でリビドー減退(性的欲求が衰退すること)
・1%未満で勃起機能不全、射精障害、精液量減少
が記載されています。
新婚EDの30%は離婚との報告もあります。副作用の頻度が低いから、気のせいだから、と片づけられる問題ではありません。海外では精液からのパートナーへのフィナステリドの暴露を避けるためコンドームの使用を勧めています。特に妊婦では胎児の性分化に影響するため必要です。
十分な情報が行き渡っていないのがQOL疾患の問題の一つです。
フィナステリド製剤投与中止後もその影響は持続することがある?! 現在海外では、フィナステリド症候群というフィナステリド製剤を服用しての後遺症が問題視されています。
2010年以降、EUやイギリス、アメリカの医療関係省庁の指導により説明書の内容が改定されました。使用上の注意が追記され「リビドー減退や勃起機能不全、射精障害は投与中止後も継続したとの報告がある」と明記するよう指導されました。