子どもに「●●しちゃダメ!」と言えばいうほど「絶対にやらかす」本当の理由とは

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子どもに「●●しちゃダメ!」と言えばいうほど「絶対にやらかす」本当の理由とは

「●●しちゃダメ!」「××しないの!」と否定的な言葉を使ったしつけをしてはいけないとよく言われますが、その理由をきちんと理解していますか?

ただ、教育書や育児本にスローガンのごとく書いてあったからなんとなく実践している、という親御さんもいるのではないでしょうか。でもそれでは、効果半減です。

今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、否定的な言葉がいけない本当の理由についてお話しします。

■「ダメ」と言われるとダメなことに集中してしまう

子どもに「牛乳を“絶対に”こぼさないで!」と言うと、ぜったいにこぼします。

なぜかというと、「こぼしてはいけない!」と思えば思うほど、“こぼさないこと”に神経が集中してしまうのが人間だからです。これは大人でも同じことなのです。ウソだと思う方は、実際に次の二つの実験を行ってみてください。

実験1: サングラスをかけた猿

「サングラスをかけた猿を明日まで思い浮かべてはならない!」と命じられたとします。すると、ご飯を食べているときも寝るときも思い浮かべてはならないはずの“サングラスをかけた猿”を思い浮かべてしまいます。これは、振り払っても、振り払っても脳裏に浮かんでしまうはずです。

実験2 :20cm幅の線

床に書かれた20㎝幅の線の上を歩いてみましょう。おそらくカンタンにできるはずです。けれども、20㎝幅の“平均台”だと……床に書かれた線の時ほど上手く歩けないはずです。さらに谷に渡された20㎝幅の板の上を歩けと言われたら……おそらく足が震えて落ちてしまうでしょう。

このように、「失敗しないように」と言えば言うほど“失敗してしまうこと”に意識が向いてしまい、結果的に失敗してしまうのです。

■子どもに「成功」をイメージさせる言葉がけとは

それでは、牛乳をこぼさないでほしい時、ママはどのように子どもに伝えたら良いのでしょうか。

答えはものすごくシンプル。「牛乳を上手に運んで」と言えば良いだけなのです。すると子どもは“こぼす”ことではなく、 “上手に運ぶこと”に神経を集中させることができます。

ですから、子どもに要求を伝える時は以下のように言い直してみましょう。

●「こぼさないで食べなさい!」・・・「きれいに食べましょう」

●「早く準備しないと遅刻しちゃうよ」・・・「準備をして8時に到着するよ!」

●「走らないで」・・・「ゆっくり歩こうね」

●「大きな声を出さないで」・・・「小さな声で話そうね」

■成功者は「否定の暗示」をかけない

プロゴルファーのタイガーウッズは、勝敗を決める最後のパットで「外さないようにして打とう!」とは思わないそうです。「必ず入るに違いない!」と脳を騙すことで、成功することに意識を集中させているのです。

また、受験生の場合「不合格にならないために頑張って勉強しよう」というマイナスのイメージではなく、憧れのキャンパスライフを謳歌している自分を想像して「頑張って勉強しよう」とした方が成功率は高くなるそうです。

いかがでしたか。 

ママの中には「マイナス思考はいけない。プラス思考でいよう」と思い、プラス思考になるための自己啓発本を読み漁っている方もいるかもしれませんが、実はこの手の書籍を読めば読むほど、自分がマイナス思考であることを知り、自己嫌悪に陥ってしまって、なかなか改善できないのものです。

人間は何かを抑圧しようとすればするほど、強烈に意識の中にその抑圧されたものが噴出してしまうものなので、子どもにもできるだけ否定的な言葉を使わないで接しましょうね。

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