映画ファン&バットマンファン必見のアメコミ刑事ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』の闇を解き明かす! (6/7ページ)
◆バットマンのファンでなくても楽しめるポイント
『GOTHAM/ゴッサム』は、いわゆるパスティーシュ作品のバットマン版といった位置づけと言えるかもしれません。
しかし直接つながっている作品はなく、単体で正義と悪を誕生から描く作品なので、事前知識としては漠然としたバットマン像が頭の中にあれば十分でしょう。
また、ちょっと古めな携帯電話が出てくるなど、あえて時代をぼかした描写と暗く汚れた町並みが、70年代のアメリカ映画を思い起こさせる雰囲気もあります。

バディものとしても楽しいかも
ゴードンがたった1人で警察の腐敗に立ち向かおうとする姿や、相棒ブロックが荒っぽい刑事なのは実話を基にした70年代の汚職・腐敗した警察ものの影響を感じますし、ギャングの抗争の描写では70年代のマフィア映画へのオマージュが随所に見られます。そういったクラシックでハードな男の物語が好きな人は心惹かれるはずです。
個人的には、ブルース少年が思いつめて危ない訓練をするところにアメリカン・ニューシネマ風の闇を感じました。コスチュームを着て、鏡の前でひとりごとを言い始めたらどうしよう......。
ドラマは長いから手を出しづらい......と感じている方もいるかもしれませんが、『GOTHAM/ゴッサム』は映画に引けをとらない濃密かつ予測を超えた仕掛けのある物語がテンポよく展開するので、思わず一気見してしまうはず。