音と味覚には意外な関係が!100デシベルの店では味がしない? (2/2ページ)

Suzie(スージー)

この料理を食べるときは必ずヘッドフォンをして、海のさざ波や、かもめの鳴き声を聞きながら食べてもらうのだそうです。

その結果、食べた人はシーフードをよりおいしく感じたのだといいます。

■音楽は味のイメージにも影響を与える

また、スコットランドの大学で心理学を研究しているエイドリアン・ノース氏は、以下のような実験を行いました。

「パワフルで重厚」「複雑で繊細」「元気ですがすがしい」「メロウでソフト」の4つの音楽を聞きながらワインを飲み、味を表現する、というものです。すると、ワインの味の表現は、それぞれ聞いた音楽のイメージに影響されていたのだそうです。しかし、誰も音楽には触れませんでした。聞いていた音が、無意識のうちに味の感じ方に影響したのです。

ノース氏はこの結果から、音楽の役割が変化していることを指摘しています。

「音楽はいまや生活の一部です。昔は音楽を聞くときは部屋でレコードの前に座らなければなりませんでしたが、いまでは音楽はそこここにあふれています。音楽は私たちの世界の捉え方に影響を与えているのです」

私たちは料理を食べるとき、ただ料理の味だけを感じているのではありません。その店の雰囲気、におい、音など、料理をとりまくさまざまなものと一緒に、味を感じているのです。

もちろん音の影響や味の感じ方に個人差はありますが、料理そのものだけが大切なのではない、ということ。おいしく料理を食べたい人、食べてもらいたい人は、料理だけでなく、音楽にも気を配ってみてはいかがでしょうか。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

An expanding volume of research suggests sound has a significant impact on taste-PRI

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